今日の会計院の記事を受けて2016年6月15日の再投稿です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以下6/15のコピペ
もし建築士の免許を持っていて、建築士の仕事(設計、工事監理、アドバイス等)をして報酬を得ていれば「専門家」になり、特に資格に「士」がつく分野は、国のお墨付きがあるので、、ネットでも情報発信の内容は慎重に考えなければなりません。
建築士には「士」がつきますから国のお墨付きで生業を行っている事になります。よってその建築に関する情報発信は慎重になります。
特に・・・建物の安全性につながる「構造」の情報発信には注意が必要です。
熊本の地震をきっかけに建物の耐震性のことがネットでも話題になります。
そのさい建築士として注意しなければならないことは、
「・・・といわれている」
「・・・のようだ」
と表現される時です。これは・・・もし間違っていてもその責任は自分ではないとの宣誓で、
特に法律、条文、指針などで明確に記されている数値、内容と違う事を、如何にも事実のように伝え、不安を煽ったり自分だけを優位に見せるるのはNGだと私は思います(阪神淡路大震災でも大手メーカーが木造軸組はダメと煽った)。これは表現の自由という権利の乱用とも言えます。
もし専門分野での発言で、
「・・・といわれている」と専門家が使うのであれば、ソースを明らかにしなければなりません(不明・個人の発言からならNG)。それをしなければ井戸端会議の会話と同じで、特に最近はSNSから安易な情報が拡散したりしていることを目の当りにするとそのように思います。
建築基準法と違う事を「・・・ようだ」で自身の考えと同じようにかぶせる言い方をするなら、専門家として根拠を示す必要があります。出来れば自分で実験したとか、このように計算し答えを得たとか・・・です。
建築士としての発言でなく一個人としてなら前置きで断わればよいと思います。これは私がよく使う「仮説」とか、自身だけの思い込みかも・・・とかです。
専門分野が直接生業でない学者(大学の先生が研究として発言するとき)は、授業でなければどんなことを言ってもよいですが、専門家が専門分野を説明するときには定説や法文等をまず説明し、それ以外の時は注意しなければなりません。もし学者でも生徒に授業で自分だけの理論、考えをだけを伝える事は、洗脳と同じ事になります。