なんと・・・事務所に古いジムニーが来ました。とは言っても春までは「て・こあ」での活動用です。
事務所で使用中のネイキッドの車検を春に迎えることになり、先回の車検でもボディー下廻りの腐食から何カ所か溶接をして無理矢理車検を所得し、もう次回の車検はこの車体では無理との判断を整備工場から言われました。現在の市販車のほぼ全てがこのような車体が重要なモノコック構造で、エンジンより車体が寿命を決めます。
そこでネイキッドの代わりになる車を物色中、以前候補に上がった古いジムニーに白羽の矢が立ちました。
しかも以前はJA11型(~1995年)が候補だったのですが、パワステ、エアコンを装備した最終型のタマが殆どないので、JA11の次のJA22W型(1996年製)になりました。ですので無論ユーズドカーです。
ジムニーは再塗装された色(わざわざ当時の純正白で)も含めほぼフルノーマルですが、細かい部分を変えております。ただ白色は錆に弱いジムニーの鬼門となりますが、それでもこの当時(25年前)流行の純正で真っ白のスペリアホワイトです。
フルノーマルから変更した一つ目はどうしても譲れないちょっと太いタイヤ。これは横から見たときのバランスが間違いなくこっちの方がかっこ良いと思っております。少しだけ大きい外径は車検時の誤差内とのことでOK。タイヤは太い一方、ホイールは歴代ジムニー中最高のホイールデザインだと思う純正品エンケイ製のまま。しかも当時のアルミシルバー色です。
2つ目はフォグライト。JA22Wの前期型であるこのジムニーには黄色のフォグライトレンズでしたが、後期型の純正トーメイガラス+イエローバルブのフォグライトに変更(というより既に変更されて展示してあった)。ですのでJA22前期を後期型に見せております。この後期型を踏襲したのがもう一つ・・・バンパー同色です。ですので変えたと言うより前期型が後期型になっただけ・・・。だから外観は20年前のフルノーマル。
このジムニーを選んだのはあるお店でこのジムニーを見たことがきっかけで・・・
JA22W型でも塗装をマットにするか、メタリックにしないで古い車のソリッド色にして半艶にすると、ジムニーの四角ばった形が引き立つ・・となるとJA11型と横からみた形がほぼ一緒になることを発見したからです。しかもちょっとだけ太いタイヤもそれらしいと・・・。
今回のジムニーを購入したお店ではこのジムニーがリフトアップ(車高を上げて悪路走破性を高くする改造)と車外マフラー(出力と音感を改善するマフラー)が装備してあったのですが、それらを全て元に戻しノーマルにしたら買いたいと申し出たところ、OKで直ぐにノーマルにしてもらいました。
今時20年前のABSやキーレスましてや集中ドアロック※がない車を、同年同型系(パジェロミニ・テリオスキッド等)の2倍の価格で買う人は相当この車(ジムニーのJA22W)に入れ込みがある人で、殆どの方が悪路を走りやすいようにするリフトアップ等の手が入っています。このジムニーも販売店がそうでないと売れにくいとの事でつい最近そのような装備にしたそうです。が、ほしいのはこのデザインと特性(その2で)。ですのでノーマルに戻して頂きました。※昔の車の鍵はドア一つずつ掛けたり解除したりするw。
事務所の車は「風」を除くと全て20世紀(~1999年)の車。
なんかこの20世紀に惹かれてしまいますね。全ての車に個性があった・・・そんな車達です。
そして最大の共通点が・・・みんな小さい=安価・・・可愛い車なのです。何しろ全車種全長が3.9mもありません。しかも全てマニュアル変速・・・社用車もオーブル流の拘りがあります。
燃費はあまり、ほとんど、少しだけ・・・気にしません。ネット情報ではジムニーは軽なのに10㎞/L以下とのこと・・・。軽トラの悪燃費(8km/L)には負けますが、それでも厳しい。
そして2017年に初期型の日本未販売の観音ドア1.6タイプのカングーが仲間入り。
こちらは20世紀の車ではないが・・・古い車にはちがいない。