査読論文から
通気層の重要性と断熱材のカビ。

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2年前紹介した査読論文を再掲載する。
これは今回の6連載した夏型壁内結露と関連が高いため再び読んで頂くために全文紹介する。

上は掲載されている査読論文集は2年前の表紙。

詳しくは全文を読んでもらうのがよいと思う。

全文はこちら↓
CCE20190723

この論文は外壁内においてGW断熱材を使った時にその内部にカビが生えそのカビの胞子が室内が負圧になったときに室内に入る可能性を実測した論文である。結果はある程度気密性がある壁において欠点となるスイッチボックスからカビ胞子が室内に入る可能性は低いと結んである。よってGW内で発生したカビは安心であるが、一方既報の論文では床下内にあるカビ胞子は内外圧力差でも室内に入る事があるとも記されている。

また下↓の論文は通気層がしっかりとあり、外装材が吸放湿する場合の通気層内の温湿度は室内側に影響を受けないともある。3年前に発表されているが興味深い論文であり是非一読をお勧めする。

CCE20190723_0002

この論文からもわかるように夏型壁内結露を防止するには、最も重要で一般的に可能なことが適切な外壁通気工法と屋根通気工法の正しい施工。
「緑の家」ではクロス通気を採用して、間違いの無い通気層を設計し施工している。

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