脱臭機のその後

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ジアイーノの操作盤。

使ってみると意外と好印象のジアイーノ。使い始め当初は漂白剤のような匂いが少し気になったが、鼻が慣れたのかそれとも機械の洗浄に使う薬品の匂いだったのか、今ではほとんど気にならない。しかし水の消費が思っていた以上にあり、一日中洗濯物を干している感覚で湿気は放出されている。大体カタログどおり170cc/hくらいか・・・。

12時間運転で7日間使った場合は、15L程/週の加湿になりこれは事務所に多数ある観葉植物から放出される半分程度。となるので特別多いわけでもないが、加湿を好まない事務所では少し気になった。

水タンクのみ毎日の洗浄でそれ以外でも1ヶ月に一度洗浄するとある。

そして何より気になるのが普段のメンテナンス箇所の多さ。このような水を蒸発させる機器では、その清潔さが最も重要となり、各部洗浄に加えて防かび専用のユニットがあること。そこには防かび剤特有の匂いがする事もあるが、無害とある。交換は5年毎なので特別な量のケミカルではないと思うが、気になる人はやはりこの手の除加湿機は積極的に使用することをお勧めしない。毎回伝えているが、湿気、水を扱う機器類のカビ防止は大変難しい・・・というより不可能。

機内はケミカル剤によって防かびされている。

完全防止は不可能ではあるが、ある程度の効果が見込めるので防かび剤は食品でも多く利用されている。下は東京都福祉保健局のHPの記載がある食品に使われる防かび剤の一例。

防かび剤の表示は基本的に義務である東京都HPから。

規定方法で行えば安全性の確保はされているが、「緑の家」ではこのポストハーベストを嫌って国産のヒノキの床を標準としている事と矛盾する(ヒノキ、杉以外の無垢床はほとんど輸入材となり防かび剤が塗布されていることある)。

となると・・・除臭にはやはり水を使わない「オゾン系」の脱臭機がよいのだろうか・・・。オゾンも濃度によっては人に害がありその制御が難しい。不在時であれば問題ないが在宅時はその独特の匂いが気になる人もいるだろう。とどのつまり冷暖房費用が増加しても換気を多くするのが除臭の王道なのだろう。それでも車を含めエアコンで冷房装置を利用する以上、カビとの同居はある程度許容することになる。

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