値上がりが長期優良住宅の認定料金まで・・・

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昨月付で市への認定料が以前の倍近くになった。

2月から長期優良住宅の「市」への認定審査料が以前の7600円から13100円になった。大凡70%の値上げである。

一方市へ提出する前におこなう長期優良住宅の「技術審査料」も値上げになっており、以前は42240円だったのが、昨月から52800円※とこちらは20%の値上げである。2つの審査機関で審査される長期優良住宅の流れは、

1.技術審査を民間指定機関に依頼する。料金42240円~75000円程度だった。

2.1で確認を得た書類を市に提出して長期優良住宅の認定を受ける。料金7600円だった。

となる。2の料金は市ごとにちがい、新潟県では概ね7600円であった。1が高いのは技術審査に手間がかかるからであり、下の写真のとおり技術審査の書類は左側で、市への認定書類は右側である。※100m2以下で新潟県内の新潟住宅センターの場合であり、県外時では100m2以下でも72000円と高い。

総ページ数600くらいになる。ファイルはもう閉めることが出来ない厚さ。

左の民間指定機関への書類には、構造計算と温熱計算(断熱計算)がこの書類の3/4程になる。それ以外は事務的なチェックですむ。

右側のファイルだけが市へ行く薄いファイル。2月以前は左と同じファイルで申請していた。

この作業量からみれば値上がった技術審査料の5.3万は妥当かもしれないが、市の審査料はこの2月から審査する項目が減ったはずでそれで70%の値上がりとは・・・高いと思う。多分今後10年、20年、30年の維持管理の書類事務作業がふえるからかもしれないが、それはその都度でもらえばよいと思う。

令和24年になってからこの民間審査機関では24例目の確認済み書となる番号がふってあった。

今年は国の補助金の条件でもこの長期優良住宅認定が一押しとなるので、認定番号がこれから急激に増えるであろう。当事務所内でも夏までに行なう実施設計は全て長期優良住宅認定を取得する方向である。

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