東芝のエアコン故障率90%に・・・と
TOTO製リコール便器から漏水

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錆びてアルミフィンの下まで色がついている三菱エアコン室内機の熱交換部分。

2015年~2016年に設置した東芝製の壁掛けエアコンの故障率が90%にもなる。あまり使わない個体を除くとほとんど全滅であり設置後5年以内で約100%の故障率である。

故障は全てスローリークという「とうちゃんさん」によって命名された?冷媒管からの大変ゆっくりした冷媒漏れであり、そのため冷媒を補充すると1週間ほどは普通に使え冷える。これが厄介で、メーカーはこのことを知っているのに「最初は冷媒補充だけで様子を見よう」と告げる。その次年の夏にまた冷房が効かなくなったときに、冷媒回路の5年の保証期間を過ぎることを待っているかのようだ。もしそうでないとしても、これだけ同じ故障がほとんどなのにこの対応はやはり酷すぎる。知識の無いユーザーさんは、このスローリークは自分の使い方のせいだと思っている人も少なからずいることにつけ込んではいないだろうか。

今日も2016年に完成した「緑の家」から連絡があり「東芝のエアコンが壊れた」とのこと。状態はエラーコードはなく、風は出るが冷えないだけでスローリークの症状に間違いがない。

ランニングコストの安価さでエアコン暖房が主流になっているが、この故障率であれば製品(12万~18万)と設置・処分費(4~6万)が高いだけにイニシャルコストが膨らみ、灯油暖房より高くなってしまう。

三菱のスローリークは修理は9000円(長期保証があるから?)貸出?でもお金とるの?

8月に入ってから既に4件の設置後5年以内のエアコンが故障・・・。東芝3台、三菱1台と日本メーカーのエアコンがおかしくなっている。家庭用エアコンは国内メーカーの独壇場のはずで、海外メーカーとの競争はないはずなのにどうなっているのか。

建て主さんが自身で天井を剥がし水を直ぐに排除した。放置すれば電気配線から発火も考えられ良い判断である。

次に「緑の家」で2006年頃に設置したTOTO製便器から水漏れが起こり、2階の床、階間、1階の床、床下が水浸しになる事故があった。留守にした時に起こったとのことで、建て主さんが直ぐに調べたところ、この商品は「リコール品」としてメーカーHPに2013年から掲載されていた。当時のTOTO便器は今のようにネットで個人が買えることはなく、設備屋さんが材工で請負っていたので、メーカーが出荷伝票を追っていけばエンドユーザーにたどりつけたはずなのに、この「緑の家」にはその打診も問い合わせもなかった。

扇風機で一刻も早く乾かそうとしている事が伝わる。

被害は甚大で天井を剥がし、もしかしてら一部床も剥がさないと元通りならないと思われる。また床下に収納されていた大事な物はどのように保証されるのだろう。メーカーの担当者が近々賠償算定に訪れるとのこと。原因は一体型トイレの水を貯めるタンクの内に水が止らなくなったときにその水が入り込む隙間があり、そのせいでオーバーフローがあっても水が漏れたらしい。普通の便器にはその隙間はまずないが、この製品は外観の見た目を優先したので隙間が出来たとここと。

報告を聞いて早速事務所の過去図面を調べると、該当する便器は(2005年から2006年の製造)この家を含め2件(1件はまだ製造品番未確認)である。既に連絡済みであるが気になる人は下のページで確認してほしい。

https://jp.toto.com/News/info/2013wl05z/index.htm

https://jp.toto.com/News/info/

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