事務所開設25年と築45年のリノベ

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この築45年経た建物の3階が事務所である。

平成9年に業務開始した当事務所は、今月で四半世紀を経過した。

事務所も床を中心に傷んでしまい修繕が必要であるが、何しろ物が多く業務を行ないながら修繕は難しい。そこで現在入っているこの建物で空いている2階フロアーを新たに普請してそこに事務所を移す計画をしている。そうすれば通常業務を行ないながら出来たときに引っ越しだけをすれば良い。その2階と言っても3階フロアー(30坪)より2倍以上の床面積(70坪)があるので、奥側の現在空の倉庫部分30坪が候補となっている。

事務所にお越し頂いた方ならわかると思うが、駐車場が建物の裏手にあるので、雪の日や雨の日は玄関までが結構大変。しかし2階フロアーに移ると現在とは別の階段で駐車場から直ぐに入ることができて、お子様連れなどには優しいアプローチとなる。一方2階フロアーの手前側も近年使用していないが築35年(内装)となり水回りなどの手直しが必要。その修繕を行なって社員住宅として使うことを考えている。

配管が新たに施された2階フロアーの一部。カビっぽくないところが宙に浮く2階の良いところ。

このため現在2階フロアーは改装中であり、3階事務所に向かう階段も一部工事関係者が出入りしており、音や埃で凄い状態となっている。しかし新しくなり有効利用することは良いこと。築45年の箱建築物のリノベ-ションとしては面白く事務所の2階への移転は早くて来年となる。

何故45年経た建物がまだ使われるのか・・・。実はこのようなS造の建物は2階から上は夏期の湿気に悩まされることがなく、壁や床にカビの痕跡がない。当然石油ストーブ(ファンヒーター)を使えば冬期の結露が起こりカビっぽくなると思うが、エアコン暖房なら日本の住宅とは思えないくらいカビ臭がなく築45年でも「古い」という感覚はまず無い。つまり築45年経ても建て替えのスイッチが入ることがないのである。このことは私の建て替え原因の仮説に一致する。つまり日本の家造りで長期使用(長期耐性)を考えるなら「湿気」を最も考慮する必要があると私は確信している。

そんな「新しい」ことの話題になるが先日革靴を新調した。

ビンテージデザインとなるフルブローグ(ウイングチップ)。

定番のウイングチップである。実は私にとってフルブローグ(ウイングチップ)は初。20代、30代の頃はこのデザインが爺さんくさくて避けていたが、この歳になるとこういったビンテージデザインの靴を普段靴(比較的安価品)としてしっかり履きこなしたいと思うようになった。

ビンテージデザインだが、新潟県の実用性も考えてソールは皮でなく樹脂のAir Wairとした

ビンテージといえば英国であろうから、「MADE IN ENGLAND」品をあえて選んでみた。年配者はスニーカー全盛であるが、あえて古き良き皮の靴をまた楽しみたい。

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