防湿コンクリート打ち

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防湿と防湿シートの保護である土間コンを打ち込む。

一昨日、美幸町の家の防湿コンクリート施工が行われたのでその事前チェックに伺った。

周囲の黒いテープ上が防蟻用のシール材となる。フィルムの重ねは300mmと通常の倍。

美幸町の家は布基礎での高基礎となっており、ここ数年毎年1から2件の布基礎を行っている。2階建て住宅は一般的な条件ならベタ基礎がコストも安定性も一番良いと思っているが、高低差がある敷地は布基礎にほとんどの点で軍配があがる。今回も高低差があったこと、平屋であったこと、基礎スラブ内の完全なフラット化、自由なプランを考えた時に布基礎がよいと判断している。布基礎だから床下は土間コンクリートとなり、これが防湿コンクリートと呼ばれる。厚さは90mmだったので、防湿フィルムはベタ基礎と違い倍の300mm以上の重ねをとり、周囲には防蟻のためのブチル接着シートを施す。以前はこのシートの代わりにさし筋で密着性を確保していたが、基礎と一体化する土間コンに応力が伝わり、ヒビがはいる事例が多かったので、近年は基礎と縁をきるが隙間が発生しても白アリが侵入しないようにこのような防止措置を施している。無論土間コンクリートは構造外の部材なのでヒビが入っても構造的には全く問題ないが、目に触れる機会がすくない床下内とはいえ美観上あまりよろしくないので、改善する設計としている。

さて土間コンクリートは構造に見えて木造住宅の構造材ではないものと言ったが、先日の松浜ヒルサイドの家の屋根の厚物合板も構造で重要なところと、構造でない下地部分が混在している。それが下の写真。

ピンクは水平耐力の構造釘でないためN75、緑は構造耐力釘でCN75@100となる。

住宅の外壁からはみ出る所謂「けらば」に貼ってある厚物合板は構造材ではないので、ケラバの持ち出し優先となり、合板も切り刻まれ、釘も通常のN75(ピンク矢印)となる。一方緑色の矢印はCN75で構造となる厚物合板となる。合板が切り刻まれた理由は、母屋のせいの確保。母屋下端をカットしないで、母屋だしするほうが自然となるが、外観がどうしても和風よりになるので今回は破風板内に納めるべく合板の方をカットした。この合板カットが出来るのもここが水平耐力を確保する合板でないからである。さらに垂木と穴の干渉を避けるように、既に墨打ちがされているのが流石と言わざるを得ない。下準備(段取り)8割という有名な宮大工のことばを思い出す。

さて今日、明日は休み返上で事務所で図面を作成をする。現場が同時に5つ動いている(内県外3つ)ので全体的に仕事が遅れ中。取り返すためにも事務所内に籠もる。

田舎道の夜10時でこんな明るく人が多い日はこの日以外ない。

その一方昨日の三条花火は事務所屋上で鑑賞させて頂いた。最初から最後まで通して見たのは数十年ぶりだと思う。寸前まで花火鑑賞は考えておらず、誘って頂かなければなかったことで、大変想い出に残るありがたいことになった。

花火が終わると事務所前の道路は田舎らしからぬ混雑をする。これも感染症終了後と土曜日に花火が重なる貴重な年だったためだろう。

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