今後のトイレ換気扇の候補 2

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先週、COVID19のため遅れていた2年目のメンテナンスとトイレの換気扇の不具合を確かめるべく、ある「緑の家」へ伺った。伺ってみると完成当時は外構がまだできておらず、今回伺った時にほぼ外構が完成してた。

「無難」な家を目指すことを推進している「緑の家」だが、ここでも無難がまだ足りなかった。

完成当時は・・・

2021年完成時の外観。

上の写真の感じで白矢印のところに低木を植え、アプローチに変化をもたせるデザインで計画したが、近年雪の多いこの地域では、まっすぐ玄関に入るほうが無難だとのことで、

2024年8月の外観とアプローチ

矢印の部分が追加でコンクリート打ち込みとなっていた。確かに雪かきはまっすぐに行うほうが楽である。もう少し無難な計画を最初からしていれば・・・と感じることになった。

さて本題のトイレの局所換気扇だが、

パナソニックのSEさんが来て取り外してみて頂くと、やはりシャッターが開きっぱなしで不具合が起きていた。建て主さんに伺うと、「2階のトイレだけは冬寒くなったり夏暑くなったりして不思議だったが、虫が入ってくるのが最も嫌だった」とのこと。寒いとは3~6度違うことで、窓があり戸が常時閉まっていれば通常なら1度から2度以内。

シャッターが開きっぱなしにで元に戻らない。

交換してもらうがやはり対策品ではなく「検品済品」だとのこと。しかし先日の交換した家でも「検品済」で交換した翌日に同じ不具合が起きた。これで天井に設置しているこのタイプの換気扇は100%の故障率である。つまり天井付けにおいては欠陥品と呼んでもよいだろうと思う。当然この換気扇は局所換気扇なので、使い方もメーカーの標準使用法より少ないはずなのに・・・。

どうするのか・・・パナソニックさん。きっとこんなの認めたら大変なことになるので何も対応しないのだろうから施工店で何とかするしかないかもしれない。

さてこの換気扇に変えて代替え機種であるが、やはり以前紹介した換気扇を使う予定。

サンプルで実物を確認すると・・・

矢印部分の直径は140mmで通常のVU管スリーブなら154mm程度になるので隙間は14mm。10mm厚の気密隙間テープで塞ぐことになる。

やはり16年前の商品企画であり、白矢印部分の気密処理があまり考えられていない。現在の商品はほとんどが下の通り

最近のパイプファンには必ずEPDM系の発砲気密テープが同梱されている。

気密テープが同梱されて、貫通スリーブと本体機器の気密に関して意識されている。この問題は図面に「気密パッキンテープを貼りつける事」と書けば簡単だが、施工する側は一手間かかるので嫌がるだろう・・・。

とは言っても知らないうちに機器単体から外気駄々洩れのほうがよほど困る。

15年以上前に設置している同一機種の換気扇(風呂用)。風呂CFには密閉度の高いこの機種が良かったのである。

自邸(寺泊)の浴室は風呂CFが設置されているが当然排気用換気扇もあり、それが今回と同一のもので、15年前に設置したということがこれでもわかるだろう。

天井気密断熱施工が多い「緑の家」では、通常の天井扇では天井を低くして2重にボードをはり気密シートと天井扇をくっつけない施工にしなければならないため、この機種ならスリーブと気密シートを緊結すればOKなので、15年経ったときの交換時がらくになる。よって天井付けもこの機種にするつもりである。

トイレの換気扇だが標準品を決定するのにこれだけ手間がかかるがやむえないこと。だからこそ今回のパナソニックさんの換気扇は腹立たしい。

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コメント

  1. Porco より:

    猫足バスタブに風呂CF(プロトタイプ扇風機バージョン)は効果絶大です。元々の発想が鉄筋アパートの猫足のバスタブに似た?据え置き型のバスタブ(笑)裏のカビ防止のために風呂の入り口に扇風機を置いたのが始まりですので効果は保証付きです。扇風機の風を猫足に直撃させましょう。
    そういえば若者がいなくなってからピンクのカビをみなくなりました。

  2. Asama より:

    てつ様

     コメントありがとうございます。

    >造作浴室ですか?

    その通りです。

    >防水処理+モールテックスで四方シームレスな空間を作りそこにバスタブを置けば、掃除も楽でカビも生えにくいのかと思ったりもしています。風呂CFでバスタブ下も通気されるかと。どうでしょうか。

    問題ないと思います。但し床のFRP防水等は必須としていれば、壁はそれなりのものでよいと思います。モールテックスは使ったことがないのでメンテナンス性はわかりません。上の写真の壁はフレキシブルボードの上、ビニールペイントで簡易防湿としております。
    また、いくら風呂CFでも浴槽下は汚れが溜まりやすいので常に掃除しないとピンク酵母の生えやすい状態になります。私は当時建築費を限りなく抑えたかったので、置き型のバスタブとしましたが、普通のユニットバス(段差があるハーフ型ならなおよい)が無難だと思っております。

    • てつ より:

      ありがとうございます。造作は施工技術にやってリスクも高そうですね。
      ユニットバスにして鏡やカウンターなどのオプションを全て外して、簡素にするのも検討してます。
      いま考えてるのは脱衣所に棚を設けてそこにシャンプー類を見える収納にして、銭湯に行くように、つど浴室に持って行くスタイルにしようかと。それならばほぼシームレスに掃除ができて楽かなと。
      鏡などは水垢などをつきますし、マグネット式にして数年おきに買い換えればいいかなと。

      あとは湯沸かし機能は衛生面考えたらメンテナンスがしにくいので、壁面蛇口して60度のお湯で加温すれば十分かと(いま賃貸でそれで困ってないので)

  3. てつ より:

    本文とは関係ないのですが、浴室が気になりました。写真の浴室は釘も見えますが、造作浴室ですか?
    非現実的かもしれませんが、防水処理+モールテックスで四方シームレスな空間を作りそこにバスタブを置けば、掃除も楽でカビも生えにくいのかと思ったりもしています。風呂CFでバスタブ下も通気されるかと。どうでしょうか。