換気風量測定と・・・停電。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
今回のガルバニューム鋼板の外壁はビス留め。こんな感じのメカニカルな雰囲気である。

白いガルバニューム鋼板の「緑の家」である「榛名の家」の完了検査と、簡易な見学会を23日に終えた。

前日豪雨がふったが23日は曇りまで回復。
吹き抜け上の梁に板を渡し脚立に乗って風量計測。目高さ5m以上であるため流石に私もビビっている。でもこの位置がSAとしてはダクトも短く最適であり、一度風量を決めればほとんど触らないので計画した。

22日に群馬県高崎市に到着して全体の問題がないかを確認。換気風量を確認するために吹き抜け上のSA口を風速計で確認。これが吹き抜け上に計画しているからビビる。しかしこのSAにアプローチするために梁2本を当初から計画していたので風量調整は特に問題なし。
確認申請時にも審査されるこの換気風量は、完成後の換気風量が計画した設計風量になっているかはとても大事な工事監理業務で、ロスナイやダクトレス換気の第一種換気システムのタイプなら測っても調整ができないし、故障などでもない限りカタログ記載風量と変わりないので測らないが、ダクト式の場合は必ず測る。計画ではもう少し圧損は少ないはずだが、施工時に何らかの圧損が増える原因があったと思われる。外部委託では無く自分自身で換気設計から測定まで行うとそんな事までわかるから面白い。

また第三種換気でも給気口の風量はとても重要な事項なので、測らなければ正しく工事監理が終わったとはいえないと私は考えている。第三種換気の場合、巷の多く家で給気風量を測っている事はないので注意したい。これは第三種換気の場合の建築確認審査(行政)は、排気側の風量を図面上確認するだけで、換気の本質の新鮮空気である給気の風量を審査しないので、仮に給気口から新鮮空気が規定量入ってこなくともOKになる。つまり隙間だらけの家が前提のためそのようなおかしな審査になり、給気口に手を当てても空気の流入が感じられない家もある。決められた箇所からの給気の量がわかる事が計画換気の本質であると思う。

風量調整がおわり次に簾やエアコンの設定、全体の仕上がり具合をみる。結構仕上げ直しがあるが、この次の日に行われる完成チェックが本番であるためそれに備えて22日は18時ごろ早期に業務終了。

宿泊部屋から夕食をとるお店がほぼ真下に見える。このお店以外ホテル周辺には飲食店は無い。

18時30分過ぎから宿泊先の目の前のお店で夕食をとる。19時30分頃だったと思うが、激しい雨と共に耳をつんざく雷鳴が数回響くと同時に店内が真っ暗に・・・。あぁー停電か。

外食先で停電する体験は初めて。お店の人が懐中電灯をつけて問題ないか各テーブルに聞きに行くが、そもそも土曜日の夜にも関わらず店内は私たちを含め2組と、流行病の影響をもろに受けており特に騒ぎ事もない。この現況をみると群馬県は特に敏感な対応をしていると感じる。その後晴れ男とスタッフMは晴れ女だからお店を出る頃には雨がぴたっとやみ、雨に打たれることが全く無かった。

この並ばないと食べられないカツサンドを最初に食べたのはもう2年前に初めて訪問したときだったような・・・。和辛子がいいね。

23日はチェックと応対のため現場から離れることが出来ずお昼は休憩が無理とあきらめていたが、建て主さんからの昼食の差し入れがあった。過去これほどありがたいタイミングはなかったと思うくらいの間隙であったので、大好きなとんかつサンドを感謝しつつ10分で食べお昼の対応がゆっくりできた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする