本所リバーサイドの家 完成③

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
今回最もお子様に人気があったところはこの洗面台のスリット。階段上のデッドスペースを使っているので、どうしても足元にスリットが必要なのでいつもこの形。

長期優良住宅認定 耐震等級3(積雪1mで地域係数Z=1※にて取得)
断熱等性能UA値0.26w/m2k 等級7
完成気密性能 C値=0.2㎝2/m2
マキシオン太陽光発電6.4kw設置
※新潟県ではZ=0.9が一般的であるがZ=1とすることで地震に対し10%強くなる。つまり耐震等級3の10%増しでの取得。

通常の設置位置より500mm低く設置。脚立無しでメンテナンス可能。

本所リバーサイドの家は24時間換気扇の位置が低い。これは近い未来に高齢化したとき、脚立なしでメンテナンスできるように配慮している。身長170cm前後ならこの高さならちょうどよい。通常この位置だと頭がぶつかったり、本棚など背の高いものをおけないのでこの家のように空間にゆとりがないと難しい。エアコンも低くしたかったがこちらは大変難しいので割り切っている。

換気扇はロスナイで、このダクトレス換気扇は以前ご紹介した通り無難な性能で、排気ファンは外風やレンジフードに負けないシロッコファン(ターボファン)。発売されてから10年以上経過している安定した商品ともいえる。

次にトイレであるが、こちらもある配慮がされている。本来なら空間を少し広くすれば掃除やメンテナンス、介助が簡単になるが、いつもと同じ一般的な大きさでこれに配慮するため、普通では考えられない引き違い戸をトイレに採用した。

また今回吹き抜けへのアプローチは少し変わっていて、階段の途中から吹き抜け上部キャットウォークに上がる。下から見た光景は上の写真である。

「緑の家」の手摺は本来下の写真で縦についているような全て木でつくるのであるが、実用性重視にする理由がある場合は下の写真のように汎用の金属受けを使う。建て主さんがどのようなことを望んでいらっしゃるかによって使い分けている。

意匠性重視するならALLウッドの手摺。

本所リバーサイドの家は元々平屋で住まうことが基本となっている。そのため2階はあるがすべてフリースペース。但し太陽光発電は必要とのことなのでその点は2階建てのほうが安定している。

屋根から木が生えているような写真になったが、屋根に木はない。

今はまだ新しい色の外壁だが、数年でシルバーグレー化しはじめると、このサッシがフレームが白い理由がわかるほど印象的になる。

ところで・・・

C値0.2㎝2/m2時の気密性能の建物でになった時、第一種換気扇においてトイレやお風呂換気扇局所換気扇をONでどの程度の圧力差ができるか測ると・・・

一個トイレ用換気扇をつけると5Pa減圧される。この程度ならフード及びダクトの圧損5Paとし排気用換気扇のP-Q曲線でみても80m3/時とまずまずとなる。

玄関の屋根の出は1900となり外部階段を全て覆う。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする