床への断熱施工が始まっている。床はQ1ボードで111mmの断熱材(高性能GWで200mm相当)。壁断熱性能よりもわずかに低いがこの程度あれば床下暖房としてよいだろう。
完全に光るアルミホイルのようではなく鈍く光る反射がとても好み。
上の写真でもよくわかる通り、雨水を防ぐS造の外皮と断熱性能を担保する木下地の断熱材が分離しており、それぞれで別々にメンテナンスができることが素晴らしい。このような構造と快適性能分離の考え方はとてもリノベーションに向いている。但しS造の外皮から離すので2回りくらい小さくなる。そのためもしこのようなS造のリノベーションをするなら平屋の倉庫がねらい目。平屋なら構造規制、防火規制も緩くてとても都合が良い。
内側の断熱材の様子を見るとこれも結構いける。
断熱材をそのまま仕上げとしてこのような状態で使うのは他に聞いたことがない。いつもそうだがこのような冒険をする時には自前の建築物で試すことが一番無難につながる。
先日床に貼る杉縁甲板が到着した。少し金額は高いが赤の無地の無塗装の良さをまだ貼ってはいない中ではあるが次にご紹介する。きっとそれを見ると杉の床を見直しまた驚くだろう。