「otomo vie cent」で使っているパソコンが古くなったので入れかえるために、一度データを外部記憶装置に保存して持ち出そうと考えた。今まではSDカードでその作業を行なっていたが、汎用性の最も高いUSBメモリーをアマゾンで久しぶりに購入した。それが悪夢の始まり。
データは大凡60GBほどなので128GBのUSBメモリーを選んだ。コネクターが4つ(ライトニング、USB-C、USB-B、USBマイクロ)あるのが最新で最も汎用なUSBメモリーだったので、メーカーをあまり考えずに「アマゾンお薦め品」をチョイス。コピーをはじめたが、USB3.1なのにまず遅い。そしてデータコピーを始めてから4時間経過した最後の最後でエラー表示がでる。フォーマットが悪かったかなと思い、フォーマット(標準)しなおして再びコピー開始するが同様の症状。これはメモリーがおかしいと思いメモリーチェックソフトで検査したのが冒頭の画像。途中でエラーのオンパレード。これではコピー出来るはずもない。と言うことで返品。と同時に新たなUSBメモリーを購入。返品した物より1.5倍ほどする価格だが評判もよいのでそれを選んだ。
同じ事があると時間がもったいないので、コピーの前にまずメモリーチェックソフトで検査した。すると・・・
またもやエラーのオンパレード。この時点で気づいた。やはり機能が低くとも国産メーカー品でなければだめだ。2つのメモリーで11時間も無駄にした。
そこで今度は価格が2/3でコネクターが2つしかない安価な国産のバッファロー製のメモリーをダメもとで購入してチェックをすると・・・
上のように途中まで全く問題ないし、何しろ読み取り速度が2桁が違う。そしてあっけなく最後までエラーはなかった。これが当たり前だろう。過去25年間、国産でないメモリーなど多数購入しているが(そもそも自作パソコンでは国産メモリーなどもう殆ど選べない)、購入時にメモリーチェックソフトで検査してもエラーはまずなかった。つまり日本で販売されるメモリーの品質が落ちたと感じている。これで国産より高い値段で販売され、「アマゾンお薦め」として提供されるのだから今の日本ならこのくらいの品質でよいと思われているのだろう。
木材の世界でも従来はJAPANグレードと言って、他の国より高い(特殊な)品質でのグレードが特別に存在し輸入されていた。それが15年まえから少しずつ落ちているような気がしている。残念な日本になりつつある気がした。