国総研のユーチューブチャンネル

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国総研って知ってますか。数年前にもブログで案内している国の研究機関。

国総研とは「国土交通省国土技術政策総合研究所」の略である。そこがユーチューブで様々な動画を公開している。最初に申し上げたいのだが、本来ならユーチューブという外国の会社が運営するプラットフォームではなくて、国産のプラットフォームがあってそこに上げてほしいな・・・と思っている。なぜ日本には動画のプラットフォームが育たないのだろうか※。ニコニコ動画等がもっと広く伝わればよいのかなとも考える(一応株主を辿ると三菱UFJ銀行となる)。
※パソコン、スマートフォンの基本OSとは違い、情報をダイレクトに伝えるプラットフォームだから海外既定での検閲に近いことがあってはならない。

木造住宅の貴重な技術情報として実質国が運営している国総研の情報がユーチューブにある。しかし閲覧数がかなり少ない。グーグル(ユーチューブ)にスポンサー料を払わないからかもしれないが、公開から一年経ってもの多くて3桁の440回。これなら私の動画のほうが多い再生回数である。

建築系のユーチューブ動画は大変多いが、このような実質国の技術成果の動画は私が見ても貴重なのに、一般建て主さんから支持されないのは、やはりわかりにくさ、面白さがないのだろう。しかし雨漏りで腐朽した家の原因などではとても興味深い資料集である。例えば下の事例・・・

国総研の資料から。このブログのすべてはほぼ国総研から。

この情報の説明動画は下をクリックするとその部分から説明が始まる。

全動画にご興味あればこの下のリンクからご覧いただければと思う。説明は各業者(建設業者、設計業者等)向けではあるが、最もためになるのは一般の建て主さんではないだろうか。如何に通気工法が無難であり重要かわかるはずだが、近年はまた通気工法を軽く見ている考えもあり注意したい。

https://www.youtube.com/@user-oq5ud7re1l

当然住宅系のことだけでなく下の通りNHK特集で見たこともある人が多いだろう「関東大震災の火災」の再現だけは4桁の再生回数と群を抜く。さすがに地上波にそのまま乗ると突然跳ね上がる。

こちらも視聴するとわかるのだが、地震によって瓦がずれてそこに火の粉が集まって燃え始める。地震で傷むと普段では考えられない現象が起こることがわかる。現在の法律では、瓦屋根は瓦を釘で全数打ち付ける決まりになっていてこれについては安心できるがその一方、これが瓦の長寿命の優位性をなくしていることもある。つまり穴だらけのルーフイングができあがるからである。そんなことを知っている人は確かにこの動画集は物足りないだろうが、基本の技術的なことを再認識するにはよい動画チャンネルである。

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