言ったでしょう。
これからは超高断熱住宅と・・・。

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先週東北電力さんが家庭用電気料金の値上げ申請を行いました。また、灯油料金は110円/Lになりました。

4年前から言ったとおり、今後エネルギー料金はどんどん値上げになります。これは世界の動向と日本の位置を見ていれば想像ができます。

何度かご紹介しているが、大事なので何度でもご案内する。

こちらは過去4年の代表的な「緑の家」Q値0.99程度の家の年間電気料金です。
今住んでいるお住まいの電気料と比べてください。意外とかかっているでしょう(笑)。でも快適性は天と地の差はありますが・・・。冬期の電気料金が4万を超えている家は、2世帯住宅で延べ床200m2以上の大きな家。下の線3棟は単世帯延べ床100m2程度の家。キッチリと分かれます。

これは予想通りというか計算上ピッタシです。

Q値0.99程度の1月の暖房費は・・・

0.99W/m2k×22(温度差)×100(床面積)×
24時間×31日×25円(電気料金)/4(COP)/1,000=約10,000円

⑤(延べ床100m2)の家のグラフを見ると、エアコンを使わない6月が5,000円、1月が15,000円/月だから、空調に使われた電気料金は10,000円となります。おおーー全く同じ。

ですがQ値1.8w/m2K程度の家(エアコン2~3台)は
10,000×(1.8/1)×1.3(COPの悪化係数)=23,400円

になります。COP悪化係数とは、本来効率アップに必要なエアコンの台数を満たしていない時にCOPは悪化します。更に1台でエアコンを酷使すると、厳寒期にエアコンが凍りつきます。これがわかっていない事(建築屋さん)が多いのですが・・・。つまり100m2(30坪)のQ値が1.8~1.6くらいの高断熱住宅では適正エアコン台数は3台から4台です。それを無理矢理2台で行うとCOPは30~40%は悪化します。これが大事なエアコンの計画方法です。

さて、今後電気料金を含むエネルギー代は上がって下がりませんし、2009年に比較して20年後の2029年は倍になるでしょう。つまり電気料金は44円/kw、灯油180円/L、ガソリンは220円/L・・・です。多分・・・。でも給与(他の物価上昇)は1.2~1.3倍がいいところか?

やはり超高断熱は今後の家の絶対の条件だと思いますが如何でしょうか。

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