街中での「緑の家」基礎

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左側の建物は敷地境界から40㎝もない左右と後ろに間近まで建ち並ぶ近隣。

一昨日と昨日は名古屋市千種区で建築中の「緑の家」の配筋検査と打ち込みに立ちあった。

隣地との距離は外壁から隣地まで500mm程度ととても近いため、型枠の倒れ防止はとてもシビア。こんな感じになるが、内部のほうでもしっかり連結してある。

こんな狭いところであるかもしれないが、逆に高さ方向の制限はきつくなく、概ね10mくらいまでは問題なく建てられる。そのため両隣は3階建てである。

今回は建蔽率の限度近くまで家を建てているため、敷地外にポンプ車とミキサー車を止めてコンクリートを打ち込む。当然道路使用許可は必要なので警備員を配置して行っているとのこと。このあたりは新潟県でも長岡市の市街地に建築した今朝白の家でも同様だった。特に長岡市街地では路上の停車もいかぶしい目でみられ、年々厳しくなる法令や環境に対応するためにも経費が嵩み、ただでさえ高い住宅価格に反映されることがつらい。

当然一発の打ち込みで基礎のコンクリートは行われ、隣地が近いこともあり養生も入念におこなれる。先行足場にメッシュシートをつければよいのだろうが、狭い敷地ではそれ簡単に自立させることができないので、手で持つシートで飛び散り防止を行っていた。

ところで・・・

今回は宿泊して工事監理を行ったため、行きは新幹線で帰りは飛行機で帰ると最も時間がかからない※。帰りの飛行機が新潟県上空を通るころは着陸のため高度を落としているので、5月の水田が目の前になり息をのむ美しさである。
※分単位での移動だったので時間のずれがない以外は新幹線のほうが15分単位で変更できるので便利だと感じる。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSCF6225-1.jpg
以前もご紹介しているが再びこの時期に見ることができた。水田に水がはられ稲穂がないか小さいときにしか見ることができないグリッド。

この写真は先日熊本に行った帰りに飛行機から見た新潟平野である。原色ではないがまるでモンドリアンのようなそんな感じに見え、この時期の新潟の平野が最も美しくこの時期の上空からのこの絵はご褒美のようである。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSCF6228.jpg
大きく見ると不規則ではあるが、それが逆に人の仕事と開拓(地主と治水)を示す気がする。

私は自然は美しいと思うことがほとんどなく自然は驚異として目に映る。一方このような人工で作られた風景はやはり美しい。職業柄であるかもしれないが例えば深山の鉄道の陸橋など、人の仕事が自然の中にあってこそであると感じる。

深山で手入れされた人工物があって初めて自然は美しいと感じる。

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