R2000+から 換気扇とダウンライト

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小さく見えるが実は相当大きい。長さ1180mm巾 470mm。

R2000+で使う換気システム AVH85 です。

その性能は先日もご紹介したとおり、顕熱交換85%、全熱交換77%と大変優れております。その心臓部の熱交換膜は「フロンティア産業」のものです。この膜は様々なメーカーで使用されております。

熱交換機の先端にダクトと四角いボックスがついてますが、これは何をしているかというと、換気時のノイズの低減具合を調べております。

この熱交換機は最大消費電力が89Wと大変少ない機器です。その上風量200m3/h(0Pa)~150m3/h(150Pa)と静圧性能もよく、最新のDCモーター換気扇と言えます。

しかし1個の機器で89Wの消費電力と言うことは・・・音の問題がありそうです。大体換気扇の場合、騒音はモーターの出力と風量に比例します。今使っているセパレート型第一種熱交換換気システムは1機あたり19W(風量33m3/)ですが、この小さな電力、風量でも大きなノイズです。
また、今回の換気システムは、ダクト式換気の欠点であるダクトの総長さを減らすべく計画しているので、その短いダクトの中でで消音をしなければなりません。本来ならスパイラルダクトのような圧損が少なく、ゴミのたまりにくい物が良いのでしょうが、消音は絶対必要な快適性能です。

そこで運良く既存の消音チャンバーと消音ダクトが綺麗だたので、そのまま使う事にしました。で、上の写真は仮運転で音の状態を確かめるているところです。そして問題ないことを確かめて本工事します。

オーブルデザインの仕事は新しい事に果敢にチャレンジします。しかし、新しいシステムを計画するときに注意深く、何度かためしてみてから(計算も含む)本工事します。ですので今まで大きな間違いはありませんでした。

新たな問題もわかりました・・・

天井にある照明器具のダウンライトの取り付いていた穴

R2000+の工事も最終段階で、

電気配線を確かめるためダウンライトを外すと・・・

おおー 気密処理がしていない!

そればかりか・・・断熱施工用の照明器具ではなく、電線が過熱して色が変わっている!

黄色い所にある黒い縞はカビ。

更にダウンライトから湿気が入り込み、GWにカビが生えている・・・

これは大変!!

でもここを直せば気密が確実に上がるはず・・・

なので感謝です。

24年前はこれが精一杯だったのでしょう。

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