エコより紫外線防止が最優先の「緑の家」の窓。

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日本海の夕日が一望できる大窓のある拙宅(現在は空き家)の窓。
海からの反射光も受ける大窓は日射熱取得より紫外線をカット(95%)を優先している。

もう何度書いているが、「緑の家」では窓面積が大変多いが、紫外線を防ぐことを何より優先する。これは2年前に宣言した。そのことを、先日埼玉県でお会いした建て主さんにお話ししたら、奥様がもろ手を挙げて賛成して頂いた。これはホントにうれしかった。

先日ご紹介した事務所の大窓での反響も大きい。

事務所移転と「緑の家」が目指すものはS造も その17 遮熱型ガラスと紫外線
S造の倉庫をリノベして超高断熱の「入り子構造」で模様替えした新事務所の打ち合わせスペースの大窓は遮熱型のトリプ...

それはそのはず。何しろ紫外線防止ガラスの大切さを広めそれを率先している私でさえ、この色の変化には驚いているから。

ここで訂正をしておきたい。

Ⅳ地区新潟以南の超高断熱住宅は全て遮熱ガラスがよい その2 女性に優しく
2025年4月に「Ⅴ地区をⅣ」へ、「女性」を「すべての人」へに変更 エクセルシャノンさんのカタログから ...

Ⅴ地区以南をⅣ地区以南必須に、そしてこれが最も重要だが、「女性に優しく」を「女男問わず全ての人に優しい」と訂正する。高性能な家造りでは、高い割合で男性が率先して性能を決めたのだが、女性の「優しさ優先思考」で考える事が今後の住まいづくりのイニシアチブとなる。

おさらいだが・・・

「エコ、暖房費節約より肌劣化防止」のほうが重要である。

特に顔を大切に思っている「人」は、顔につける化粧品で暖房費以上のコストを平気で使うことも多い。また2年前に「女性」と書いたがスタッフMよりまたまた進言があり、「今は女性男性区別なくお肌は大切にしている」とあり、確かに還暦を過ぎた私でさえも顔のシミは気になる。できれば紫外線防止クリームを塗って工事監理に行きたいとさえ思っている。そうおもっている設計者が計画した、あの95%の紫外線をカットする事務所のガラスでさえも、わずか1カ月で同じ生物である「木」の焼けを簡単に引き起こす。可視光は制御できないが室内の紫外線に注目するのである。

冬季の室内で机の脚の跡が残った。ガラスは95%紫外線カットするし晴れた日は極わずか。

エコ・省エネだといって「日射熱」が大量に入るガラスをわざわざ選択し、カーテンまで全開で日射熱と共に紫外線まで導く行為を私は勧めない。大きい窓の先にある美しい景色を室内から楽しむ時に、本当に大事なものは何か?電気代?それとも自身の体?

それでもようやく賛同して頂ける人が増えたのは大変ありがたい。当初は「また変な理屈をこねている」と省エネ・エコが最も大事な超高断熱推奨業界から首を傾げられていたと思うが、最近理解して頂ける人たちに出会ってきている。世の中に広く発信できる「ネット」とは大変ありがたい装置である。

最後にその紫外線を防ぐ窓ガラスだが、一番のお勧めはトリプルガラスで日射熱も紫外線も同時に防ぐエクセルシャノンさんだったら「グリーン」シリーズ。又は防犯ペアガラスの「グリーン」の2つ。トリプルガラスは紫外線は95%カットし日射侵入熱も32%と低い。防犯ペアガラスの「グリーン」は紫外線は完璧の99%以上だが日射侵入熱は38%と若干多く入る。この2つの決定的な違いは断熱性と価格。トリプルガラスのUgは0.57、防犯ペアガラスのUgは1.27と倍以上防犯ペアガラスの断熱性能が悪く価格も高い。よって一押しは「グリーン」のトリプルガラスになる。・・・日射侵入熱も低いほうが良いのは、窓際で窓外風景を見たいから。冬季でも24度が常温の室内では、日射を顔が受けると熱いのである。

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