長岡千代栄町の家 完成写真 ② 優しい色の外観

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ガルバニューム鋼板(SGL)は本来固いイメージであるが、真っ白(コットンホワイト)にすることで優しく納まっている。

外観は真っ白になるように全ての部材を調整。屋根は白が部材色としてないが、そもそも見えないので明るいシルバー系を選んでいる。

豪雪地であり畑に囲まれた吹きっさらしの土地であるため吹雪などの影響を考え玄関は凹んで計画している。

真っ白な外観でも長岡千代栄町の家ではAグレードの窓取替え枠の採用で、外壁に陰影が自然と生まれ、その陰影で立体感が強調され高級感が生まれる。

玄関アプローチは屋根を長く突き出させ、冬期の雪のないところを多くつくる計画。積雪2mを超えるので玄関周りを広く確保しないと埋もれてしまう。

3m近く突き出た玄関の屋根が、豪雪地(積雪量2.5m)であることを示す。逆に豪雪地は玄関付近の除雪を行わなくても良いくらい大きな屋根があるとよい。

その玄関周囲はガルバニュームの欠点の雨が当たらないところの錆が早くできる問題をクリアーにするべく自然木を貼っている。木はレッドシダー特有の色むらがうまれ優しい中でも独特の高級感もある。

天然木で囲まれた玄関。玄関戸は大変貴重なトーメイガラスであるが内部が見えないのが3層ガラスらしい。当初は左手に荷物置きが計画されていたが、可動で設置する。

カメラワークを変え見上げると優しい表情は消え、同じ家に見えないくらい少しスタイリッシュな感じになる。

「緑の家」の外観の特徴であるコーナーサッシ、庇、簾どめバー、簾フック、そして取り換え枠の機能が相まって独特の意匠感となる。屋根より突き出た庇が印象的。

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