地球温暖化問題もあるが、なんていっても原油の先行き不安感はこれから本格的始まる。人間の飽くなき欲求は今後も続き、一度覚えた快適性や快楽は早々手放せないのが真理心理。そこで「緑の家」では快適性を維持しながら今の生活よりエネルギー削減が出来やすい家として新に性能をアップした「SSクラス(0.99)」をご提案する。左の図は今年の建築学会で発表された論文であるが、暖房E0=Q値0.99は部分暖房する生活でも、全館暖房でもほとんどエネルギー消費が変わらない(但し地域設定が東京設定なので北陸では増える)。ところがQ値2.7W/m2K(ほとんどのメーカーの断熱基準)であると、やはり全館暖房はエネルギー消費が多くなる。緑の家ではこの10年で一番良いQ値性能の家で1.2W/m2Kである。これを改良する事で達成したい。また、断熱区画によるエネルギー削除の提案やよりコンパクトな住まいのご提案もしたい。コンパクトな家の提案として今度見学会行われる長岡ニュータウンの家はお奨め。居住部分は30坪に満たないが、外部収納として使われる車庫が15坪あり、当然車庫部分は暖房しないので、エネルギー消費量は抑えられる。しかも生活に必要なものをしっかりと使いやすくそろえ、かつ大胆に開口部をとる手法で設計している。今後の家のひとつのあり方だと感じる。(コンパクトがいいとおっしゃったのは建て主さんである。そのよさは拙宅でも分かる。時々妻に友人が遊びに来た時に狭いと言われるがそれを気にしなければ問題ない。と言うかそれしか建てられない経済的現実があったので、私の場合選んだと言うよりは・・・。)
コメント
poruko様
そのとおり「スーパー緑の家」です。ノーマルタイプでも大手ハウスメーカーの次世代基準を満たした家(所謂巷の高気密高断熱)よりは、2~3割性能が高いので普通では充分ですが・・・。
開口部(樹脂ペアサッシ)は壁に比べ7倍も熱を逃がします。ですので「その2」は効果的ですね。その3もその効果は非常に高そうです。実験結果が楽しみです。
スーパー緑の家良いですね。我が家のノーマルタイプの緑の家ですが、お正月休みのプチ改造を施してみました。
その1
立ち仕事が多い台所床面の裏を工事の余りをもらっておいた断熱ボードを張ってみた。
その2
磨りガラス部分をプラダンのポリカーボネートバージョン(ニワトリマークのホームセンターで見つけた)をミリ単位で切断してもらいはめ込む。
その3
風呂桶の断熱工事。これまた余った断熱材がまだ少し使えるので
ユニットバスの裏側に貼り付け始めるも正月休み終了、残念。
効果はどれくらいあるか楽しみです。