「 2009年04月20日 」一覧

新潟 住まい 耐雪2m住宅「自然素材の外壁」

無塗装の木の外壁の家がとうとうお披露目になった。とは言っても足場が外れただけ。しかし木の雰囲気はばっちりと伝わる。

Q値はまだ正確に算出していないが、1.9W/km2くらいだ。その割には窓が大きく開放的。5月下旬には完成する。

このY邸は、プランはほとんど建て主さんがお考えになり、その裏付けを当事務所でしっかりととり、耐雪2m住宅としてご提案した。

Yさんは、ウェブで当事務所を探し当てて頂き、お選びになった。当HPは探しにくく、検索でもなかなか上位に来ない。そんな中お選び頂いたことについては改めてお礼申し上げます。

耐雪2m住宅なので外観はいたってシンプル。これは箱形にすることで、屋根の上に2mの雪をバランスよく載せることができる。加えて耐力壁が通常の約
1.3倍程度割増しでに入らないと、地震時の安全性を確保できない。これで等級2相当で、積雪1mであれば等級3相当になる。それとともに地盤面2mから固い土となる適所地に表層地盤改良、オーバースペックのよう壁、ダブル配筋の高さ1mのべた基礎など自然災害に対し極力被害が少なくなるように考えた高性能住宅。長持ち仕様だ。

玄関が奥に引っ込んでいるのは、季節風の様子によって、風除室を設置できるスペースを残したから・・・。

後は仕上げとなる「対のシンボルツリー」。これが植えられると木の無塗装の外壁がピシッと決まる。


約25年も使い続けた定番の照明器具。それが今年廃盤・・・。

が建築業界に入ったのは23年前。そのころから使い続けた定番の照明器具(パナソニックのNL56262)が今年で廃盤となった。少し寂しい。

この器具はご覧の通り壁に使う。本来なら天井につけるのだろうが、壁でないと雰囲気が悪い。一日の初めと終わりには、お天道様が真横にくる。その光でできる影と同じように横に照明器具を設置する。すると表情が穏やかにみえる。これは、食卓におく燭台(しょくだい)と同じ効果。横からの光に照らされてできる影は独特の雰囲気がある。だから廊下やトイレ、階段など横につける事が多い。 ご覧のとおり白い壁には独特の陰影ができるのも魅力。

木に囲まれた家にも似合う。時には鏡をくり抜いてつけることも出来ので事務所の定番器具になった。

この器具のよいところは、本体が鋼板製というところ。プラスチックが多い中、なんとなく金属にには引かれる。またこれに代わる定番器具を探すことにしよう。