今日は休日でしたが、事務所はオープン(スタッフも)してました。
9月に一息ついた業務が10月から重なって厳しい状態です。特に9月サボっていたわけでも無いのにやはり気の緩みか、その業務が10月にずれ込み、更に普段慣れていない建築技術雑誌への原稿(2Pだからあれもこれもと言うわけに行かず、短くまとめることに慣れていない)があり、もう頭はパニック寸前。
さてそんな時間が厳しいなか「村上春樹」さんの6月に海外で受賞した時のスピーチを見る機会がありました(掲示板でもご紹介した)。
文学者なので多少理想的な事もありますが、著名人で取り巻く環境が複雑な中、勇気あるスピーチです。また最近よく地方を公演されている武田教授の言葉にも「そうそう」と思います。
両者に共通な想いは・・・
「日本という地形環境を受け入れる、そして戦後復興を急いだため、私たち日本人が置き去りにしてきた大切な「魂」を3.11を機会に取り戻そうよ。」
と勝手に解釈しております。
今日本は・・・
平気で嘘をつくようになった偉い人。
人の痛みがわからなくなった偉い人。
自分の直ぐ廻りだけ良くなればOKという偉い人。
学問が経済に飲み込まれた研究者という偉い人。
どうしちゃったのでしょうか?
小学校の道徳の時間はなんだったのでしょうか?
あの走れメロスから何を感じ取ったのでしょうか?
第二次世界大戦の発端は石油輸入ができなくなった事への危機感からと言われてます。今度の原発も、第一次オイルショックから石油に依存していてはだめだ、何かもっと恒久的なエネルギー確保を・・・との気持ちが「国民」にあった為でしょう。確かに米国からの原子力を取り扱いなさいとのお誘い(命令)があっても、この石油ショック無ければそうそう簡単に世界で唯一の被爆国である日本人が原発を容認するはずはありません。
全く同じ背景だとおもいませんか?
人は同じ過ちを何度も繰り返します。この度の津波もそうでした・・・。
何とかしなければ・・・でなく受け入れる・・・でしょうか? ②へ続く。