超高断熱住宅の地中温度測定開始

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2012.11.22 図を修正

 基礎~40cm下がった所の地面に温度計設置

Q値0.99の超高断熱高気密であ「緑の家」の基礎断熱(べた基礎)の中央部分に設置された穴・・・

今年の冬の土中温度推移を見るため温湿度計を設置しました。

「緑の家」の床下空間は、照明が標準設置されているの上の写真のようにちょっとした物置空間と同じ感覚です。ある「緑の家」の土の中がいつもと違う環境なので、この度温湿度計を設置して、基礎下の地面の温度の推移を見る事にしました。

 地中熱が受け取れるような地中内温度分布に誤りがあった。

 通常の基礎断熱では、建物真下には断熱材を入れない。

 この筒の中には400mmのグラスウールを充填し、内部からの熱の影響を微少にする。

11月11日の日曜日、気温11度でしたからもう冬の気温です。
さて、穴の蓋を開けて、断熱材を取り除き温度計を挿入したのですが、手を入れると中が暖かい・・・。床下暖房しているのので、この床下でも23度はあるはずなのに、それ以上ありそうな内部温度。夏竣工のため、夏の熱を蓄えたまま冷えずにこのべた基礎下の土中温度はあるようです。理屈では理解できますが、地面内部は地下水(浅いところ)の影響を受けたり、土質によっても大きく変わるのでこのような測定は当事務所では初めてです。

春まで測定を行います。結果が楽しみですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


コメント

  1. 匿名 より:

    秋葉区の現場監督様
     今週はもうてんわわんやで返信が遅れた事、お詫びします。
    >スラブを蓄熱体として利用する訳ですよね。スミターマルと言う
    >商品があったような?たしか液体から個体に変わる潜熱で発>熱する仕組みのもですが。
    >私個人ではPCM利用が面白いと思います
    実はこの代表的な商品のコスト効果を、すみれ野の家の建築主さんと検討した事があり、結局ペットボトルの水1トンの方が良いと言う事になりました。
    この時問題になったのが、潜熱蓄熱体の寿命で、10年とメーカーが言われたので、それだったら水の方が安くてつぶしがキクということになりました。もう少し導入コストが下がれば検討価値ありますが、今の価格では・・・。
    それに北海道電力さんは深夜電力の一部サービスを止めるそうです(多分順次なくなるような感じです)。既存の方の深夜電力のフルサービスは維持しますが、新規はもうないそうです。となると次は東北電力~となります。よっていずれ早晩深夜電力割引はなくなります。これは政権が変わって、一時原発が動いたとしても核廃棄物処理施設が満杯なので、今後3年分ぐらいの設置場所しかありまえん。だから3年以上動かす事ができません。これは業界内では明らかな事なのに、今だまだ原発が必要と言っている専門家は、何かの陰謀(銀行などの投資が回収できるまで)を感じます。
    と言う事で深夜電力が無くなったときにつぶしがキクペット水(非常用トイレ水)が一番でしょう。

  2. 秋葉区の現場監督 より:

    スラブを蓄熱体として利用する訳ですよね。スミターマルと言う商品があったような?たしか液体から個体に変わる潜熱で発熱する仕組みのもですが。
    私個人ではPCM利用が面白いと思います。