晴れた日はカーテンを閉めないで太陽光を巨大な窓から室内に取り込む。「緑の家」は窓が大きいが高性能。
外構のウッドデッキと照明が終わってから一週間、
ようやく晴れ間が広がったので外観写真と外部の修繕箇所をチェックと打ち合わせに伺いました。
ちょっとその前に・・・上野住宅建材さんが超高性能のサッシを販売されております。国内の樹脂サッシ程度では、サッシのU値1.0を切る高性能化がとても大変で、ドイツで普及しているU値0.7以下のサッシはほぼありません。つまり国内大手メーカーでは皆無です。アトリエ的メーカーが0.7程度のサッシを造っておりますが、あくまでも試作品のような数です。ですので今のところ海外のサッシを使う方が無難と思われます。その中でも県内の上野住宅建材さんはU値0.9w/m2kのサッシの在庫を持っている数少ない商社さんです。そのカタログを見ると・・・
上野住宅建材さんのカタログから。良い家のために凄い性能のサッシを皆様に・・・といことで在庫している。
ドイツの樹脂サッシの枠の断面図。細かく部屋を区切ることで断熱性を高める工夫がされている
やっぱり・・・サッシ枠が違います。楕円の赤丸を見ていただくとわかりますが、ガラス単体ではU値0.6~0.5と大変良いのに、サッシ全体(つまり枠を含めると)5割も性能が落ちます。奥行き80mmあろうかという木製枠でもこの状態ですから、如何に枠の性能が大事かわかります。特に中央の矢印に注目して下さい。なんと蜂の巣のように中が空洞になっている枠まであります。この工夫がないとU値0.7以下のサッシにはならないのでしょう。
こんな形状はありませんから国内の樹脂サッシの枠では到底無理な性能となるわけです。
在庫一覧。赤い囲みがおすすめの使いやすいサイズ。価格は上の希望小売価格の7~8割
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さて・・・荒町2丁目の家ですが、
建物内部は天候に関係なくチェックできますが、外部はやはり晴れないとなかなか見ることはできません。今日は良く晴れたので設備機器の設置の不具合(位置と未施工)の改善打ち合わせをヨシダハウスさんと行ってきました。
10年前から「緑の家」ではアイアンウッドがウッドデッキでは標準仕様。当時はここまでしなくても腐り難いと言われていたが、多くの工務店さんが今は採用している。先見の目があると手前味噌。10年前はどんな材料でデッキ造っていましたか?と伺うと施工店の木に対する知見がわかる。
そのウッドデッキ下にエアコンの室外機は設置される。「緑の家」では矢印のようにエアコンに屋根を造る。これも10年後には当たり前の標準となるだろう。