新大ラボ 光の3原色と植物

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赤と青の混じったところがピンク

いきなり光の3原色の図です。赤と青と緑があればすべての光は再現できる事を表しているのですが、必要のない光源をカットすれば効率良く使えるのではないかとの研究が行われておりました。

新潟大学工学部と大学院自然科学環境科のあるゾーン

少々用があって新潟大学院自然科学研究科のラボに伺ってきました。


 LED、蛍光灯型LED、蛍光灯、緑を除いたLED光源・・・。

2年くらい前に紹介した室内水耕栽培の研究が続いております。

冒頭の光の3原色を効率よく発生する光源としてLEDがあります。3原色のうち緑色の波長を植物があまり吸収しないので緑色の光源を止めたLED照明に使うと、消費電力がその分少なくでき、室内栽培の効率を上げる事ができるのではないか・・・との研究が2年前から行われてましたが、更に周囲に反射パネル(反射率95%の鏡面と反射率99%の特殊材)を使った時のエネルギー消費の差がどのくらい有るかを現在実験しておりました。

その時の説明で、
「反射率99%で囲われた環境は99回遮蔽物に反射して初めて熱に変わるので、あらゆる角度から光が当たることになる・・・この影響も調査中」
との事・・・

なるほど・・・
光の3原色の青と赤のだけを使っているので同じ強さの按分なら上の図の様にピンク光になります。つまり自然光で植物の葉が緑色に見えるのは、植物の葉が緑色を殆ど吸収しないので緑色だけが反射しているため人の目には緑色に見えます。そう考えると上の飼育状況でピンク色部分は光を反射している場所で、黒く見えるのは光が全て吸収されている事になります。

となると、今私の目にはまだピンク色に見える葉っぱがあるので、そこは光を吸収出来ていない部分となり、もしかしたら赤と青の按分(消費電力)を調整する事でもっと黒く見えるようになるのではないか・・・とも思われますが、光が光合成に使われずただ単に熱になるようでしたら意味がない・・・ああ・・・わからないし、何か調べてみたいという衝動に駆られます。


反射率99%の素材で遮蔽材された環境。99%の素材は意外・・・白っぽい。


反射率95%の素材は鏡だと思えば間違いない。

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