つい最近、屋外に設置するエコキュートの屋根部分が床面積として扱われるようになってしまいました。
通常床面積とは・・・
「屋内・室内空間的に利用が考えられる箇所の面積」
です(例外として屋外立体駐車場がある)。
ですので・・・
通常降る雨が当たるような部分は床面積として扱いませんし、玄関ポーチのように屋内適用と普通は使わない(物を保管するとか)ので、こちらも床面積にはいりません。
また、屋根が大きく突き出たバルコニーでも手摺りの状況が開放的なら屋根の先端から2mまでは床面積にはいりません。
ところが・・・
エコキュートの屋根は、その奥行きが0.7mでも(エコキュート本体が被われるくらい)なら、床面積に入れて下さいとの通達が今年から各行政で指導されております。
「えっ・・・」
こんな写真の屋根でも屋内的用途とみなされるのです。
こんな開放的な庇でも・・・ダメ・・・
「緑の家」ではほぼ99%エコキュートに屋根を掛けます。これは新潟県が積雪地であるから雪が本体に積もる事で効率が大きく下がる事を避けるためです。エコキュートはヒートポンプと貯湯槽で出来ていますが、この両方ともに雪に弱いのでそれを回避するため屋根を掛けるのであり、雨はいつもよくあたっているので、これを屋内的用途として捉えるには無理があるような気がします。
ですが、冒頭のとおり新潟市さんからは文章でもしっかり頂戴できその床面積になる事を確認しております。
下の写真のバルコニーは床面積には入りませんが、上の設備庇は床面積に入ります。何か腑におちませんが 、決りは決り・・・
奥行き1.8m、高さ2mを超えてた屋根の場合でもバルコニーなら床面積ではない。
で・・・床面積に入ることで何がデメリットがあるのか・・・
新潟県の場合、実はそんなにありません。敷地一杯に建築する高密度都市の第一種低層住居専用地域の場合、容積率をオーバーする原因になります。あとは建築費に微妙に影響するでしょうか・・・。
コメント
なにまる様
まず最初に・・・
エコキュートで生活したことが無いので詳しくありません。その前提で・・・
>浅間様はどのようにお考えでしょうか
なにまるさんのお考えでよろしいと思います。
お嬢様が帰ってこられたときにお湯が足りない事よりも多少の電気料金が上がってもふんだんに使えるようにするそのなにまるさんの優しさが伝わってきます(電気料金も抑えて)。
エコキュートの設置場所、その地域の水温、機器の特性、使い方等が絡み合いこの方法がよいと言うことは使用部外者が申し上げられません。電気料金的には前日の夜間の満タンを原則に、当日はこまめな設定(常時満タンストップをするかしないか)すれば殆ど後は大差が無いと考えます。
オーブルデザイン 浅間様
たまにご教授いただいております長野のなにまるです。いつも楽しく拝見しております。
エコキュート(三菱電機製)に関する質問です。
当方、5月に新築しまして、エコキュートでの初めての冬を迎えます。2世帯住宅で1階用2階用と2台のエコキュート(370L)を設置しております。1階の給湯は普段は夫婦2人で使用しておりますがたまに外に出た娘が2人の孫をつれて風呂に入りに来ます。夏場は気にしないで使っていたのですが、冬に向けて湯切れの心配をしています。三菱製のエコキュートは初期設定では1週間の使用量を計算して適切な量をわき上げるようになっていますが、普段夫婦二人では350L(41℃に換算した使用量)程度の使用量ですが娘が来たときには一気に600Lを超えます。これから冬に向けて湯量が不足してしまうような状況になることを心配しています。(実際に娘たちが来たときは残量目盛が一番下まで来ます)
そこで、常時満タンにわき上げるように設定しようかと考えていますが電気料的にどうなのでしょうか?当然、わき上げの時間帯で湯温度が冷めるとしても湯量がのこっていればわき上げる量も少なくて済むので、結果、同じではないかと素人は考えます。
浅間様はどのようにお考えでしょうか?ご教授願います。