魚沼のある風景

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2014/12/27緑字加筆

豪雨でもないのに窓下の水しぶきに唖然となる。

これは雨が凄いのではなく融雪用の井戸水を屋根に撒いて雪を消している屋根の写真です。

サッシに相当量の水が滝のように流れおちる・・・これはサッシにとって大変過酷な状況です。この写真は魚沼市のあるお宅ですが、現場調査に伺った帰り道にあまりに衝撃的だったので撮影しました。

降雪の中車を走らせる。今期一番多くの台数が道路外に放り出されていた(5台)。

朝、6時30分に自宅をでて現地に向かいます。豪雪地域には豪雪時の特に朝一番の景色や交通状況が大事な調査ですから、わざわざ雪が夜に降った朝を狙って月曜日に行きました。

ワイパーが効かなくなる寸前まできた。これでも燃費15km/Lの排熱が多く出る軽カー。

途中吹雪になりフロントガラスはデフロスター最大なのにこのように凍り付きます。冬期は廃熱が生命線で無駄なエネルギーではありません。

そうこうしているうちに明るくなりもうすぐ魚沼です。

到着するとまだ1mちょいしか積もっていないのに落雪屋根の下は既に3m・・・

魚沼地域で地下水が比較的豊富な所はになるともう井戸水で溶かすのが一番よいようで、屋根の雪もどんどん井戸水をかけます。その極端な仕様が一番上の写真です。

噴霧という表現が合う散水

玄関ポーチも完全にポリカで覆いその上から強烈に井戸水散布です。
これではメンテナンスをしっかりしないと家の傷み早いでしょう。建築屋泣かせの豪雪地です。

三条と比較すると赤くならない井戸水質・・・凄く澄んだ地下水なのでしょう。これは米もおいしいはず(米は河川水だから直接関係ないかな)。

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コメント

  1. とうちゃん より:

    >2度から-2度で湿度70%以上
     関西圏でも底冷えすると言われる京都あたりでは、該当するかもしれません。
    >そもそもエアコンの温風をなるべく人に当てないように計画するので、
     
    床下エアコン暖房のメリットがこんなところにもあるのですね。
    疑問解消できました。m(__)m

  2. F.S より:

    こんばんは。
    魚沼では、井戸水で屋根融雪を行う家が多いですが、建物への影響、建築家さん泣かせなんですね。あまり、深く考えたこと、ありませんでした(;^_^A
    しかし、魚沼で豊富な井戸水が出るのは低い場所でして、他の場所、高い土地にある地区は井戸水が少なく、特に山間部にぬると屋根は落下式とし、溜池を家の脇だとかに作り雪を入れたりします。
    私の住む魚沼は、井戸水の少ない地域になるため、屋根に井戸水をあげる家は少ないです。道路の消雪パイプさえ、地下水が足りなくなるのです。
    地下水が豊富な地区が羨ましいと嘆く、魚沼地区の人間のぼやきです^^;

  3. オーブルの浅間です。 より:

    とうちゃん様
    まず気温と低下と共に暖房COPは下がりますが、0度でCOPが1になる事はありません。仮に7度で7のCOP機種があれば0度でCOP4.5くらいは出ております(霜取りを考慮しても)。5.5度以下になると霜取り運転が始まることで2割ほどCOPが急に下がりますが、通常はその後一定勾配です。
    http://homepage2.nifty.com/arbre_d/news/news2010/2011_1_17.html
    ヒートポンプ式のエアコンで一番辛い外気温湿度は2度から-2度で湿度70%以上だとメーカーの技術者は言っておりました。この環境はおっしゃるとおり高湿度低温のため、霜が一番つきやすいとの事です。これはまさしく新潟県の平野部から山間部あたりの環境です。ということで新潟県の山間都市部で問題なく暖房できればほぼ本州の殆どの地域で暖房は出来ます。
    また極低温-7度までは普通のエアコンでも熱収集は大丈夫で、-12度以下になると寒冷地用のエアコンが無難となります。冷媒の蒸発温度(-50度)から約-20度までは空気中から熱を奪うことが出来ますが、-12度くらいが効率の限界と考えた方が良さそうです。それ以下は電気ストーブ状態になります。
    COPを下げない工夫として・・・
    霜取り運転が多発しないように1台あたりの負荷を下げることが良いのです。具体的にはMAX負荷に対しエアコン最大能力が4倍以上(7度)で機種選定をする事です。低温暖房能力なら3倍以上です。
    が・・・一般的な話で、
    超高断熱の家で霜取り運転があっても通常気づきませんし、気がついても全く問題ありません。そもそもエアコンの温風をなるべく人に当てないように計画するので、温風が10分止まった位で寒くなるようではそもそもそれは断熱性能に問題がある家です。
    次世代断熱基準以上ならエアコン暖房が本州では一番効率良く経済的な暖房です。無論室外機には雪を防ぐ屋根が必須ですが、新潟県でさえ室外機に屋根がある方が大変珍しい事で、そのあたりが根本的な問題です。

  4. とうちゃん より:

     この風景が日常なんですよねぇ、雪がほとんど降らない地方の人間からすると、大変な暮らしと言った感想を持ちます。
     ところで、豪雪地帯では雪が降っているぐらいですから外気温が0度あたりになる事が多いかと思います。その場合の暖房ですが、エアコンで十分に空気から熱を奪えるのでしょうか?
     低温で、湿度が高いと霜がついて、霜取り運転が多発するなんてお話も聞きますが、実際の所どうなのでしょうか?