想定外にならないために今年も超高断熱を推進!!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今期の冬も寒いですね。
お日様が数時間続いて照らしていたのはいつが最後だったか忘れてしまうくらい、曇天が続いてます。

さて、何時も訪れる「ネイティブディメンジョンズさんのブログ」で知りましたが、新潟市がようやく海抜面以下の広域情報を公開しました。 この情報は、国の機関ではずいぶん前にデータを持っていたのですが、一般には公開されておりませんでした。が、この震災で公開に踏み切ったと思います。冷静に考えると、電気が長時間止まるような大きな災害が起こったときには、海抜面以下の土地は浸水することは自然の理です。今度の震災はそんなことは起こらないとタカをくくって悲劇は2つ起こりました。この点をどう評価するか?それは各個人の判断です。

当事務所では国交省北陸地方整備局内に貼られていたポスターを、職員さんのご好意でカメラ撮影させて頂いており4月に当HPで公開しております。当時はその国の職員さんに不思議がられておりました。

昨年の年頭に

原油枯渇(価格高騰)危機の中、愛される資産価値のある家を今後も残こすのだ!

という強い、強い信念のもと、熱く一年語ってきました。

そんな中、その完成した「緑の家」のSSプランの家(普及タイプ)では、皆さん快適に過ごしていると思います。気づかないかもしれませんが、エネルギー価格(石油類)はじわじわ上がっており、円高なのに何でこんなにガソリン高いの?というくらいでしょう。

私の手元に残っている「1990年ガソリンの納品書」には、なんと1Lあたり85円以下・・・。当時は円安で今の1/2の価値で1ドル=130~150円ですよ。

ここ一年円高で1ドル=80円なのに今は140円/L・・・。恐ろしいほどの高騰で、実質原油価格は倍以上です。

このままガソリン、灯油価格は下がることなく上がるか良くて横ばいです。日本は島国でかつエネルギー資源が極めて乏しく、更に自然災害が多い世界的に希有な先進国です。これをしっかり理解することが肝心です。ですから備えが必要なのです。今回の震災の大津波もそうでした。何時も備えていた「町」は亡くなった人が殆ど無く、無事に高台へ逃げました。しかし大津波を忘れた町は多くの人を亡くしました。

**************

過去の自分のブログを読み返してみて、「良いこと言ってんなー」と自画自賛です。
3.11の震災が起きる2年前に「原発は反対」と明確に宣言し、このガソリンや灯油高騰を予言するように「これからの新潟の家は超高断熱」と宣言したり、何か予言者ような気がしてきました。

まあ最近の宣言は「地球温暖化はしているかもしれないけれど、そのためのCO2削減は必要ない。ほんとに必要なのは、日本が少ないエネルギーで生活でき、経済活動が可能な高効率の機器やプラントの開発です。CO2にすり替えてはいけません。」
です。

だから「超高断熱の家」が新潟には必要なのです。多分そのSSプランの家に住んでいらっしゃる方は実感しているでしょうね。

日本がエネルギーを高くしか買い取れない時代はすぐそこに来てます。想定外にならないように備えをしましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


コメント

  1. ちーすけ より:

    >ただ、ハウスメーカーと建築団体大反対なので無理だと思います。また安全性の要・・・耐震性ですら義務化されていません。
    ・・・そうなんですねー。
    まあ、いろんなタイプの家に住む自由も有って良いのでしょうから、昔ながらの通気性抜群の家もありなんでしょう。高断熱の義務化は直ぐには難しいにしても、高耐震性は命に直結する問題ですので出来るだけ早く義務化して欲しいものです。ただ、個人の家々も全体としては巨大な社会資本ですから、時代にあった高性能化が進むと良いのではないかと思います。そう考えると、やはり日本では高断熱化も高耐震化に次ぐ喫緊の問題であることにかわりないですよね。先生の超高断熱高気密推進に一票です。
    また東日本大震災でわかったことの一つに、災害時に避難所となる公共施設などは耐震性は当たり前で、厳寒期にライフラインがストップしても避難者が凍えることなく避難生活をおくれる高い断熱性能を有するべきである事があると思います。この辺は直ぐにでも義務化すべきではと思いますし、今なら業界団体もこの公共施設(避難所)の高断熱化には反対し難いのではないでしょうか?機材を売りたいだけのスマートハウスなんて言って遊んでる場合じゃないと思いますが、残念ながらそう言った話をあまり聞きません。どうなんでしょう。
    ・・・それでもこれもやはり難しいのかなぁ。

  2. オーブル浅間です。 より:

    ちーすけ様
     昨年は色々とお世話になりました。
    こちらこそよろしくお願いいたします。
    >TVのニュースで「住宅 断熱効果の義務づけ検討」というのをやってました。トップランナー基準がどうのこうのと言ってましたが、どんな改正なんでしょう。
    わかりません(泣)。
    情報には疎いので明後日、評論家の南雄三先生のところにお邪魔させて頂きますので、その時に伺ってみます。
    >Q値とC値を奨励ではなく義務化した方が判りやすくて良いのでは?なんて思ったりしますが、、、。
    そうですよね。
    ただ、ハウスメーカーと建築団体大反対なので無理だと思います。また安全性の要・・・耐震性ですら義務化されていません。

  3. ちーすけ より:

    あけましておめでとうございます。
    今年もどうぞよろしくお願いいたします。
    TVのニュースで「住宅 断熱効果の義務づけ検討」というのをやってました。トップランナー基準がどうのこうのと言ってましたが、どんな改正なんでしょう。本気で住宅の省エネを考えるならば、次世代省エネ基準からもう一段厳しい新基準にアップした上で、新築時のQ値とC値を奨励ではなく義務化した方が判りやすくて良いのでは?なんて思ったりしますが、、、。