西裏館3丁目の家 ・・・

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2015/02/04/23時 緑字加筆修正

西裏館3丁目の家は久しぶりの屋根付バルコニーを備え下屋がある南向きの家です。「緑の家」のオーナさん達は積極的に太陽光発電を設置しようと思う人はいません。これはある意味真偽を知っているのかもしれません。

新潟で太陽光発電は特なのか?

3年から6年で製造エネルギーをペイ

その半導体シリコンを製造する為に莫大な電力使っている事が知られております。10年前の試算では、原料であるケイ石から金属シリコンを製造する電力を太陽光発電として設置してから回収できる最低年数は10年以上で、日本海側なら15年以上はかかる事になります。そこに設置する架台、運搬費、事務、維持のエネルギーを加えると、太陽光発電で生涯発電できる電気と同様に製造エネルギーがかかる事になり、これでは全く自然エネルギーではなく石油・石炭を燃やして作る電気と変わりありません。一方最新の製造で試算すると3年~とWikiにあります。更に新築屋根に穴をあけてしまうとこれは何を目的に行っているか混乱してしまいます。・・・ですので前から申し上げているとおり太陽光発電は家の性能を高める後に設置する追加設備で、決してエコだからと言って設置するのはもしかして勘違いをしているのかも知れません。あくまでの投資目的だったり、自分の使う分は電気料(製造費)先払いで設置(所謂ゼロエネ)する考え、又は既存の電力網からの脱却などという事が良いのでしょう。このシリコン製造についてはネットをググって見れば様々な情報が直ぐに見つかります。どの目的で設置、不設置かはおのおのの判断となるでしょう。

それを理解しつつ一応西裏館3丁目の家では将来太陽光が設置しやすいように切り妻屋根で南側屋根を大きくしました。

「緑の家」の外観の特徴である「庇」・・・

最近はスタッフに庇の位置やデザインを伝えなくとも写真矢印のようにその庇が一番よくなるように模型を作ってくれますからありがたいです。

エントロピーと超高断熱

エネルギーの循環はあり得なくて、一方通行であり常に高級なエネルギー(高温)から低級なエネルギー(低温)にしかベクトルは向かいません。それを逆流させるにはそのエネルギーが必要なのです。だからリサイクルはエネルギーが必要で、新たに製造するエネルギーより多くのエネルギーがかかり、そのためリサイクルコピー用紙などはバージン紙より高くなります。

ではどうしたら・・・

日本の文化「大切にする心」が大事で、これは宗教のように矛盾に対する心の拠り所です。


一日の終わりにストーブの扉を開け、暖炉状態で火を楽しむ・・・。残った熾きは消し壺へ。大切に使う心。

実は超高断熱も同じ側面があります。超高断熱にかかる費用アップは暖房料金(製造エネルギーも)の先払いという解釈もあり決してエコではないかもしれません。違うのは「同じ使うなら出来るだけ効率よく使う」気持ちでエネルギーを使う事です。そしてこの事が全てに影響を及ぼすと想うから超高断熱で快適な冬を過ごすことを私はお勧めしております。

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