「緑の家」定番の上野住宅建材さんのスエドア。あの円安のころ(6年前)より価格は1.5倍以上になった。
「緑の家」の玄関戸の半分以上を占めるこのスェーデン製の断熱玄関戸が値上がりをします。それも・・・6万/戸と20%の上げ巾・・・
もうびっくりです。理由の第一は円安・・・そしてスェーデン国内の戸の性能アップ(今後北欧では玄関戸U値が0.99から0.8以下になるもよう)。
今住宅用の様々な建材が値上がっております。
日之出町の玄関写真。白い玄関戸と無塗装の外壁が似合う新しい発見。
日之出町に白い玄関戸を計画してから、木の無塗装には白い玄関戸も素敵だなと改めて思っております。そういえば木の外壁を使うときから樹脂サッシは「白枠」を薦めています。
こちらなら若干在庫があるそうだ。
さて次は・・・
昨日はメカやゴムがあるなら必ず劣化(ゴムの酸素劣化、ダンパーのシール劣化、オイル劣化、腐食)が起こるので取り替え等含むメンテナンスは50年と思った方がよいと書きましたが、その前に・・・
「東洋ゴム、免震装置を不正申請 55棟(も)で基準満たさず」
という免震の要のゴムのインチキが見つかり大規模建築55棟では大騒ぎです。
技術の前にモラルが劣化している日本では一体どうしたらよいのでしょうか?50年後にメーカーが消滅していればメンテナンス部品も手にはいらなくなり結局の普通の建物になる可能性もあります。このあたりはクローズ工法(メーカー独自の工法)であるハウスメーカーの家が30年後には絶対増築修繕されない事で経験済みです(建てたハウスメーカーも構造許可が国特認のため個別対応は困難)。
そして最後に本題・・・
事務所の床がピンチです。キャスター付の椅子で18年使われるとこのような新建材の床材(所謂カラーフロアー)は表面が剥離・・・見る影もありません。
ここはこれでもまだマシなほう。新建材はやっぱりボロが出ると汚いだけ。
そこで床を何とかしなければそのうち穴が開くはず・・・キャスターに強い素材と言えば木の最強強度に近い「ナラ」「オーク」があります。そういえばハードに使って頂いている「緑の家」にはナラを貼っておりますが、6年後にはどうなっていたのか・・・
こちらです。一部でキャスター付の椅子でごりごりしていたり、ものを落としたり、椅子を引きずって無造作に使ってもこんな感じで艶が出ております。無論 オイルを拭いたのは竣工時の6年前の1回だけ・・・それ以後は全くメンテナンスしていないのに艶があります。
そうです・・・家が暖かく冬でも裸足でしか歩かないから人の足が艶だし装置になっているのです。
事務所内は高気密高断熱ではないので裸足は無理・・・。27坪あるのではコストも結構掛かるし無理かなー。・・・考え中。
コメント
ゆってぃー様
コメントありがとうございます。
>惚れてるので、
恋は盲目・・・惚れてしまっては神(かみ)様をも敵にまわすこともいとわないでしょう。是非、恋を成就させてください。・・・私ならそうするかも w。
やはり床材がオークや堅木だと疲れるのですか?LDKの床材を何にするか検討中なのですが、うちのかみさんはオークは疲れるって言うから、傷が目立ってでもパイン材がいいと言っています。私はオークの経年変化した深みのある艶やかさに惚れてるので、オークにしたいのですが。人の感じ方はそれぞれなので一概には言えないでしょうが、悩んでます。アドバイスを戴けたら嬉しいです。
27坪にナラの床材だとかなりの費用が掛かりそうですね。
ヒノキでできた構造用合板は聞いた事がありますが、ナラの構造用合板はないですよねぇ。
とうちゃんさん
>ナラは堅いってイメージがあるのですが、ヒノキの床材と比べて実際に違いが感じられるのでしょうか。
全く別物の足触りと感覚です。
感覚とは・・・
例えば完成見学会で8時間ほど床の上に立ちっぱなしの時に、ヒノキの床は疲れにくいですが、ナラ又は堅木はヒノキより明らかに疲れます。これは私だけではなく歴代の事務所スタッフが口を揃えて言ってております。床下暖房にしてからは少しよくなったのですが、夏の見学会でも同じ感覚なので、堅さが主原因なのか、熱の伝わりやすさが重要なのかの分析はしておりませんが、確実にそんな「感覚」です。
となるとヒノキが圧倒的にお勧めかについては、
使う場所に状況によってナラがよかったりヒノキがよかったりします。穏やかに使えるところはヒノキ、ハードに使わなければならないところはナラ(オーク)のような堅木がお勧めです。
ナラの経年変化と艶はこれまた凄く魅力的ですし、ヒノキの肌触りは最高です。
ああー何時も悩みます。
無垢の木材の無塗装はよいですねぇ~。
ナラは堅いってイメージがあるのですが、ヒノキの床材と比べて実際に違いが感じられるのでしょうか。