寺尾西の家 基礎配筋

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フック付せん断補強筋。一般住宅ではお目にかかることは少ないはず。

「緑の家」SS標準プランでは、住宅の基礎なのに、上のようにフック付のせん断補強筋を使います。

何時もように背の高い基礎・・・

ここが「緑の家」の始まりです。

「緑の家」は超高断熱(旧Q値で0.9以下、Ua値で0.23w/m2k)を6年前から標準提供させて頂いており、その環境性能は県内では知らない人はいないくらいだと自負しております。しかし一方では構造的にも耐震等級3を設計積雪量1mで取得するほどこちらも力を入れております。

今回の寺尾西の家も積雪1mで耐等級3の長期優良住宅認定を取得。最高ランク性能を誇ります。これを関東などの雪が少ない積雪30cmで換算すると耐震等級4(実際は3以上がない)になり、雪がない時に地震が来れば耐震等級4相当の強さを誇ります。

その基礎配筋工事もすさまじく、ここまでしなくとも耐震等級3なんて所得可能なのに、ここまでする配筋なのです。

基礎に埋め込まれる防腐防蟻処理材の木。これが「緑の家」基礎。

更に・・・青い矢印部分にある物・・・なんだかわかりますか?
これは木レンガといって基礎が仕上がった時にこの防腐防蟻処理された木が基礎に埋め込まれる事で、基礎内断熱の欠点である熱橋を防止する外断熱が行われる足ががりなる木なのです。

厚さ22cmもあるスラブ・・・。実は過剰設計ではなく、正規のスラブ設計には上下の配筋が必要になる。

普通の住宅基礎現場ではまずお目にかかれない「ダブル配筋」(上下にそれぞれ鉄筋が施されたスラブ。マンションでは普通)でしっかりと家の下を固めます。

現場監理で伺っても呆れるほどの頑強基礎って感じです。

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