おや結露・・・。
先日メンテナンスに伺った家で、ガラスの隅に結露が発生するといわれました。
隣の部屋の温湿度は22度42%と理想的・・・。さて原因は・・・
こちらの窓は和室にある紙障子の奥の窓です。
よって紙障子がしっかり閉まっていると普通の計画では直ぐに結露します。
「緑の家」の紙障子は・・・
このように上下にスリットがあり、ガラス面に暖かい室内空気を常時供給出来るようになっております。しかしそれでも結露しています。
原因は・・・
①防火サッシ(樹脂サッシ防火認定品)のためアルミスペーサー※だった。
②〃 のため枠の熱貫流率がたかい。
③設置調整不足(レールに障子が正しく乗っていない)
④和室だけ換気不足(人数に対し換気量不足)
※・・・一番上の写真のペアガラスが接着してある真ん中の部材。普通は樹脂製のスペーサー。
が考えられます。③は今度調整に伺ってきます。④は実測すればわかり、換気を強運転切り替えで対応できますから残るのは①と②で、この二つなら仕方ありません。他の「緑の家」より湿度を低くして生活して頂きます。
このように多少想定より増減があっても対応可能な幅のある計画が必要と思っております。
コメント
とうちゃんさん
コメントありがとうございます。
>技術者としては想定外なんて言葉は言いたくもないし、ユーザーとしては聞きたくない言葉ですが、なんか安易に使われている風潮を感じます。
同感です。
ただ・・・我が国の一番高い技術水準でなければならない旧原子力安全委員会委員長が、
「3.11の津波を想定外」としてしまったので、他のどの技術者が「想定外」と言っても許される状況を造ってしまった気がします。それに追い打ちを掛けるように一昨年の御嶽山の噴火想定外・・・というより「噴火なんて予知できない」等と今までとはまるっきり真逆のコメントをしている・・・
その現状を普通の技術者はどう思うのか・・・。
この風潮は・・・残念なことでせめてこれからの世代の人にはそのような事にならないように、微力でも自身にハッパを掛け更に精進したいと思っております。
とうちゃんさん
コメントありがとうございます。
>技術者としては想定外なんて言葉は言いたくもないし、ユーザーとしては聞きたくない言葉ですが、なんか安易に使われている風潮を感じます。
同感です。
ただ・・・我が国の一番高い技術水準でなければならない旧原子力安全委員会委員長が、
「3.11の津波を想定外」としてしまったので、他のどの技術者が「想定外」と言っても許される状況を造ってしまった気がします。それに追い打ちを掛けるように一昨年の御嶽山の噴火想定外・・・というより「噴火なんて予知できない」等と今までとはまるっきり真逆のコメントをしている・・・
その現状を普通の技術者はどう思うのか・・・。
この風潮は・・・残念なことでせめてこれからの世代の人にはそのような事にならないように、微力でも自身にハッパを掛け更に精進したいと思っております。
技術者としては想定外なんて言葉は言いたくもないし、ユーザーとしては聞きたくない言葉ですが、なんか安易に使われている風潮を感じます。
コストとの兼ね合いがあるので限界はあるのでしょうけど、設計士さんには十二分に考えておいていただきたいと切に思います。障子のスリットまで考えていただけるのはとても安心です。
カビが発生すると、後を引きますものね。