超高断熱寺尾西の家 完成寸前の拘り その3

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2階の書斎の位置が丁度離れずくっつかずの位置

拘りの3は空間構成とトータルバランスです。
(因みに完成時の気密測定結果はC値で0.26cm2/m2でした。)

超高断熱住宅の得意なメーカーさんは、そこに力が入りすぎ天然素材や自然素材のメリットを使いこなしておりません。

「緑の家」は、

耐震性を一番重要視しますが、大きな吹き抜けや大きな窓、これも同じように大事にします。大きな窓があっても耐震性は確保ますが、通風性については全く話題にならないのは、以前何度も説明したとおり、

新潟の市街地では「真夏に通風は出来ない」

との持論があるためです。
これは防犯性や日中の窓開放維持不可能、それに夜間の湿度の高さ・・・等。

家族の間=ダイニングキッチン。昔の囲炉裏の部屋のように日本はご飯とくつろぎを、会話を共に同じ空間で行う文化。

素材を大事にする・・・これも「緑の家」の特徴です。

金属はより金属らしく、

天然の木材との組み合わせは最も得意とするところです。

また既成概念がない空間構成も「緑の家」らしいですね。
今回はキッチンとつながる空間にピアノ室。

キッチン真正面にピアノ室。

ピアノ室は堅木のタモ床材。

一応ガラス戸でも囲う事ができます・・・。

このようなピアノ室は過去に何回もご提案しております。
その様々な過去・・・、もう事務所設立20周年なのですね。

棚も全て造り付け。

そして最後に・・・
20年後でも窓の丸ごと交換が可能なサッシ枠納まり。

6年前に樹脂サッシの高性能ペアガラスをおすすめした設計者は新潟県では数える程しかいなかったのですが、6年後の現在は既にあたりまえ・・・更にトリプルガラスに変わってきているこの現実。つまりサッシはまだ発展途上なので今のトリプルガラスのサッシ性能でさえ20年後ではもう古い性能の悪いサッシになるでしょう。

このとき簡単に交換出来るこの枠の大切さがわかると思います。

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