「緑の家」の基礎は標準で1mあり、高い仕様で1.2mとなり、型枠から打込みまで普段巷で見慣れた基礎との違いが際立ちます。そんな基礎の施工で一番緊張する一発コンクリート打ち込み(立ち上がりとスラブを一緒に流し込む)が群馬県高崎市で昨日行われました。
普通の工務店さんから見ると不思議な基礎組。低いところ・・・それでも450以上あるがそこが人通口になる。
基礎にはアンカーボルトといわれる、木部とコンクリートを緊結する鋼棒が埋め込まれますが、その中でM16という太い鋼製ボルトの位置は最も重要です。この位置は職人さんがまず自身でチェックし、現場監督さんがチェックし、更に工事監理者である私共がチェックするということになります。工事監理者はその仕事の責務ではコンクリートが打ち込まれたあとにチェックしても問題ないのですが、万一ミスがあったときは設計者である私共が困るのでここは施工者の気持ちでチェックします。
使い込まれた鋼製型枠。その鋼製型枠と単管、浮き金具で組まれる。
数時間前まで雨が降っており、それが捨てコンを湿らして打込み前状況としては完璧。