高崎の家 上棟検査終了

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Dscf1081Ua値0.3w/m2kで新Q値で1.15w/m2K、旧Q値で約0.98w/m2K。耐震等級は積雪を基準の倍で70cm時に等級3を取得した超高耐震。

群馬県高崎市に超高断熱高気密の「緑の家」が造られております。施工はHEAT21や高崎市でとても有名な「アライ」さんです。

Dscf1145まだ仮筋かいの残る高崎の家。

高崎の家の検査は

1.耐力壁の施工チェック

2.火打ち材の施工チェック

3.雲筋かいの施工チェック

です。

このうち最も重要なチェックは1ですが、

先回と同様の誤解は生じず今回のチェックで少々修繕をお願いしたのは1箇所のみ。流石です、ほぼ完璧で終わりました。

Dscf1142上下筋かいの並ぶ外壁は、近代の鉄橋を連想させる美しさがある。三角形は最小部材で安定形をつくる・・・。

さて熊本地震もあったのでこの耐力壁については様々な点で注目が集まっております。つい先日もこの木造の構造での実務第一人者である構造会社の方と話す機会があり、その方らも熊本へ行かれたそうです。
そして時間的に許しさえ頂ければ、倒壊した家を重機で片づける前にまえに、手作業に近い優しさで一枚ずつ取り去り、壊れた家の検証を行いたいと思っているそうです。是非実現して倒壊原因の真実に迫って頂きたいと思います。新しい基準で建てられた家の倒壊は私が思うに・・・設計と施工が法律どおりになっていなかった事が第一の原因だと考えております。

さて先回事務所で整理するといった筋かいの運用ですが、次回設計からは断熱材がはいる外周部は合板真壁納まりして筋かいから12mm合板を標準に変更する予定です。今使っている合板が9mmを12mmとして3mm厚くなり、CN65 の釘の打ち込みがシビアになります。更に断熱材が120mm→105mmに15mm減り、よいことが少ないと考えられますが、断熱材の施工性が優れているので結果は建て主さんにメリットがあるだろうとの結論になりました。私としてはこの筋かいの造形的美しさも魅力なのですが、やむ得ません。

合板で外周耐力壁を造った時 UA値=0.31w/m2K(真壁納)
筋かいで  〃              =0.30w/m2K(たすき掛け)

数字上の断熱性能は僅かに悪くなります(詳細計算でない時)。

Dscf1110しっかりとシートで保護された現場に入るのは大変だった。

昆虫は外郭をもちこれが骨格となるモノコック構造で、合板自体がこれに近い考えです。運用中変化する必要のなく外部から影響を微少にしたい自動車は、筋かいのようなフレーム形式からモノコック構造へ移行しましたが、人はフレーム構造で筋かいに近い・・・家は人が過ごすのでやはり人に添った外界との寛容さがふさわしいので筋かいが似合うと思いました。しかし温熱の考え方がモノコック構造なので、合板でもその部分はよいとの理解を改めております。

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