巻甲の家 ほぼ完成

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外構がまだ未完成ですが、ほぼ完成形の巻甲の家です。

今回は玄関ポーチ部分の写真の特集です。

先ずは「緑の家」の特徴あるモルタルの階段・・・。

昨今こんなモルタルで仕上げる人は少なくなりましたが、「緑の家」は10年ほど前からこのモルタルの玄関アプローチが多いですね。この理由は一番下で・・・。

巻甲の家は玄関横にこのような小さめで低い位置だけ窓があります。

おや・・・その窓からなにか見えますね。

実はここは飾り窓・・・。
お客様を出迎えるそんな・・・ショーウインドです。

ちょっとのおもてなしですが、それが可愛い・・・。

こんな窓の使用用途もあるのです。

さて・・・モルタルの階段ですが、

手摺の影が面白い

玄関はなぜモルタルで仕上げる事が多いかというと・・・施工費が安いからではありません。実はモルタル塗りは高く普通の30cm角タイル貼りと同等の値段になります。ではなぜわざわざモルタル塗りにするのでしょうか?

3つの理由があります。

① 経年変化が美しいから

② 打ちっ放しの基礎に似合うから

③ 白アリに強いから

①の経年変化は・・・
10年後にわかります。苔が生えるこの頃にタイルは目地が苔が生えると突然古めかしく見えるけれど、モルタルは苔がとても似合う・・・。また色がくすんでそれもまた素敵・・・。

モルタルの土間は60年ほど経過しているがこの経年変化はタイルでは無理。

②普通の家の基礎は殆どがモルタル仕上げ・・・だから床もモルタル仕上げが似合わないわけがない。

ほぼモルタルだけで表現した玄関ポーチ(2007年)。この塊感がモルタルの正統デザイン。

③白アリに強い・・・
普通のタイル張りは、施工上タイルと下地のコンクリート間に隙間が出来やすい。その隙間が白アリの格好の蟻道になる。

③については後日また説明します。丁寧に行えば隙間は殆どないのですが、世の中見えないとことはどうなっているかわからないのです。

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