「緑の家」の床下はRH50%以下を維持している。一方M邸はRH90%以上で横ばい。
表にして見るまでもありませんが、
24時間空調している「緑の家」の床下と、
ほぼ通風で暮らす基礎断熱を採用したM邸の床下のRH(相対湿度)を比較します。
どちらも外気の気温の影響をあまり受けない事が明白で、水平線のような湿度変化を示しているのが床下のRH(相対湿度)の特徴です。しかしM邸のRHは高いですね。
このM邸の高いRH(相対湿度)は基礎断熱を採用した高気密高断熱の家ならどこでも似たような数値です。
基礎断熱工法も通風では床下はカビの生育箱となり、ゴミ、ほこり、有機物が溜まってきたときに一気に爆発するような増殖をします。
ではなぜ床下が高いRHになるのか?
簡単です。
露点温度も「緑の家」の空調環境では当たり前であるが相当・・・低い(湿気が少ない)。
M邸が通風し、床下を含め空調していないことと、床下の温度が低いためです。
元々外気より高い湿気量があるリビングに幾ら通風しても外気以下に湿度が下がることがありません。M邸のリビングの露点温度(空気中の湿気量)は「緑の家」の2倍にもなっております。リビングの湿度が高い限り、床下の湿気量が下がることがありません。