本物をそのまま使うから・・・

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壁が厚ので奥行きのあるサッシ枠は杉の無垢材で厚さも27mmもある。

「緑の家」の完成見学会にお越し頂くと・・・

「写真よりよいのはなぜ」

とか

「木の香りが一番よい」

というお話しをよく伺います。

たぶん・・・

本物のをそのまま(無塗装)で使っているからだと思います。

和紙を使う襖と引き込み戸枠の絡んだディテール。

本物の和紙で出来た戸の隣の枠・・・これも本物の木です。

アップにすると

上写真のアップ。写っている木は全て本物。2本引き込み枠がらみディテールは初担当物件でスタッフKが図面作成。

木の木目が綺麗ですね。これだけを見ている人はいませんが、これが少し視界に入るだけで無意識に落ち着くのです。

この杉らしい絹肌のようなカンナのかかり具合・・・良いですね。

自然素材を使っている家と言っても、表面にオイルが塗ってあるとこのような感覚は薄く、無塗装だから味わえる感覚です。

サッシ窓枠も無垢の杉です。これは事務所設立以来変わっておりません。
杉でも赤白は好んで使います。この赤白はスタンダートな価格であると同時に色目が好きです。このサッシ窓枠をコストを下げるため使わず白いクロスのままの家を見かけますが、ここは枠があった方がぶつけても痛みが少なく高級感があります。

こちらは赤だけの戸枠です。赤白より落ち着きと高級感与えます。面白みは赤白、痛みが少ないのが赤です。枠は杉ですが床はヒノキが多いですね。

黄色いところが脂・・・。但しベトベトしない。

ヒノキの床はアップで撮るとわかりますが、このようにあぶら(脂)があるのがわかります。この林檎の芯のような脂が足の裏との摩擦で光りかがやくのです。

こういった細かい本物が「緑の家」を支え、気持ち良い空間を作ります。本物の木をそのまま無塗装で使う・・・。

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