なぜ日立を使うのか?日立のエアコンはどこが違うのか?
日立のエアコンでは再熱除湿の特許及び出願48件(2010年時)
先回、先々回のエアコンのカテゴリーでお勧めのエアコンやその特性などを記載してきました。
まとめとして・・・
ここ数年「緑の家」のエアコンは日立のトップ機種(製造年度には関わらず)を採用し続けており、当面このままです。
日立は再熱運転の特許48件
日立の再熱運転時のデータです。ただし前から申し上げたとおり吹き出し温度分布が一定ないため正確さには掛けますが、全体の雰囲気はわかります。同時に設置されている東芝の再熱運転時より数度高い温度で維持できております。これは・・・
情報としては古い(2009年)ですがネットに再熱除湿の話がありました。
再熱除湿運転では、日立が保有する特許の関係で、風量や温度設定の制約がある。
たとえば、室内機風量を上げるとともに、コンプの回転数を上げる制御は日立の特許。
なので、日立以外のメーカーは基本的に再熱除湿時の風量は固定。各社最上位機種の再熱除湿
日立:自動カラッと除湿→自動設定温度±3℃ 湿度40~70%(5%刻み) 手動カラッと除湿→温度10~32℃、湿度40~70%(5%刻み) 風量変更可能
パナ:温度 現在室温-3~+1℃ 湿度 通常50%、パワフル40% 任意で風量変更可能だが、自動風量では風量固定。
三菱電機:温度設定不可 湿度40~70%(10%刻み) 風量固定(自動風量のみ)
東芝:温度17~30℃、湿度40~60%(10%刻み) 風量固定(自動風量のみ)
ダイキン:温度 現在室温-3~+1℃ 湿度50~60%(5%刻み) 風量固定(自動風量のみ)
富士通:温度18~30℃ 湿度設定不可 風量固定(自動風量のみ)
シャープ:温度設定不可 湿度40~60%(5%刻み) 風量固定(自動風量のみ)情報元・・・http://gedit.blog40.fc2.com/blog-entry-25.html
再熱運転の能力巾が広い
日立は再熱除湿の生みの親ですから特許はあると思っておりましたが、
「再熱運転中は大きな可変能力ができるのは日立のみ」と言うことでしょうか。
確かに日立は再熱除湿運転指定で状況に応じて風量が多くなったり少なくなったりしております。これが他メーカーと違う事になるかと思います。
再熱除湿は各社様々で、以前ご紹介した日立の再熱除湿でMAX時のCOPは2を切っており上のカタログ値では日立はCOPは1.5、東芝で2.1・・・とても低いです。これは今もあまり変わりないところだと思います(東芝は2016年~非採用)。
ですので冷房で不快にならない温度でRH65%以下が維持できるなら冷房でよいでしょうが、寒いと言うことになれば再熱除湿しかないでしょう。