木の外壁はガルバニュームの外壁と並んで「緑の家」の定番。
特に木の外壁の魅力は・・・
数十年後にでも手に入る事が保証されている事。
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貼ったばかりの木の外壁であるが・・・
「おやっ、ちょっと色味が違うところがある」
確かに矢印のところが色が違う・・・
確かに違う色だ。
作業されている大工さんに聞いてみると、
「足場解体の時にその職人さんが鉄パイプをぶつけて傷がついた」
との事。
この外壁は釘を表面から止めるあいじゃくりという加工で、一枚剥がして新たにくっつけても、全く変わり無い機能をもつ形状。よって今は色が違うが、数ヶ月で全く同じ色・機能になる。
貼り始めて2週間で既に黄色く変色し始めて同じ色に近づいている・・・。
木は数十年後にも確実に手に入り、しかも同じ色に変化する。
しかし他の外壁はどうだろう?
15年後に同じ製品があるだろうか?その製品が廃番なら一部破損でも全面張り替えとなりコストが嵩む。パッチワークでもよければ何とかなるが・・・。
しかし・・・
「神屋の家の建て主さんには大変申し訳ありませんでした。」
と足場屋さんがつけたにも拘わらず請け負われた現場の大工さんがしきりに言っていた。
ところで・・・もう一つの定番 モルタル仕上げの床
この写真は10棟以上の「緑の家」を施工して頂いたヨシダハウスさんのご自宅の床。
吹き寄せの洒落た目地切りのデザインが印象的で、こちらで30年程度の年月。
味がでてきて少し艶がでている。
こちらも「緑の家」の定番で、30年前は一番安価な部類の仕上げであるが、今やタイル貼りより高価な仕上げになった。ヒビが最大の欠点であるが、つい最近ヒビがでにくいモルタル調合を指定しており、更に利用用途が増えるはず。