2015年9月まで18年間夏期、冬期とも24時間使用されていたエアコンで東芝RAS-255SD(製作年は1995年)。
当時はCOPが4.5を超える凄い機種だったので購入した。そのエアコンは3年前に取外して屋外の雨がかりで保管されていたが昨日分解してみた。
まず・・・4年で錆びたエアコンを思い出してほしい。
6月5日のブログで紹介したエアコンで最も酷い錆部分はこちらだった↓。
ところが18年使用した東芝RAS-255SD(製作年は1995年)の同じ部分を見て見ると
全く錆びていない。冷媒管を保護するコイルワイヤーは、20年以上前のエアコンはステンレスが使われているのに対し、5年前のエアコンは鋼製にメッキらしい・・・。
この違いなんなの?
エアコンの性能は進化したが、部材は退化・劣化している。
そして冷媒漏れの主原因かもしれない熱交換器部分の錆による腐食は・・・
上の3年で故障したエアコンに対し、
18年間使い、その後外部に放置したエアコンは↓
と3年と同じくらいの錆か、それより少ない。
使用年数が4倍以上でこれなら納得。
国外企業とのコスト競争のせいか国産の白物家電の最近の設計は、メイドインジャパンブランドをどう変えたのか?
APFやCOPが幾ら上がっても本体の寿命が数年で修理なら意味が無いばかりか、この負担が最終的にはエンドユーザーの不満足につながり、メイドインジャパンが消滅する・・・。
コメント
東芝 RAS-255SDは今も自室で使用中です。昨年の夏期(5月~10月)は24時間フル稼働。左側のファンがイカれていて、最も暑い時期は室温31℃位までしか下がりませんが、扇風機を併用すれば何とか凌げます。流石にチョコレートは溶けちゃいますが・・・。流石に、もう限界かな・・・。それでも数年前までは正常に使えたので、20年は持ちましたね!ρ( ^o^)b_♪♪
日産自動車のさらなる不正がニュースに流れていましたが、日本が培ってきたモノづくりへのこだわりや技術者の矜持はどこに行ってしまったのでしょうね。