2018年建築学会 梗概集から その3 エアコンの配置と効率
パッシブハウスの実測

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

その3は少し軽い話題。

超高断熱高気密住宅の2階に設置された冷房用エアコンの設置場所によってエアコンの効率が変るかの実測結果と思われる。

思われるとしたのは・・・

この梗概論文の2/3が冷房用エアコンの設置位置による内容であるが、まとめには・・・

その事は一言もふれておらず、蓄熱容量の大きさが暖房効率に影響を与えるということ。えっどこからその話題がメインに・・・違う論文のまとめでは・・・ 。多分「その4」とあるのでその前後の梗概集にあると思われるが、なんとなく違和感。

さて・・・文章の 2/3を占める冷房用エアコンの配置であるが、

冒頭の図のとおり当初は2階の押し入れ上の小屋裏のような場所に隠すように設置されていたのだが、これを和室に設置し、冷気が行き渡るような配置に変えたところ・・・

これが正しければエアコンを露出させていきわたるような配置にするだけで、効率がこれだけ顕著に改善される。

エアコンの効率が改善されたという結果が得られたとのこと。

まっ・・・当たり前。

エアコンは効率も無論であるがメンテナンス性も悪くなるので原則隠ぺいしないほうが良いに決まっている。

だから「緑の家」の2階のエアコンはあえて露出にしているのである。どうしても隠したい場合は隠ぺい専用のエアコンを使うか・・・ちょっと工夫がいるが、意匠性と効率の融合を図りつつメンテナンスも犠牲にしない方法を模索する。

ちょっと意図がわかりにくいグラフ。広いところにエアコンを露出させたので無理に冷やす必要がなくなったってこと?

民間主体の研究論文なので全文公開は控える。ほしい方はメイルで連絡を。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする