機械の校正 と 建築士の校正 

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ピンクの網かけがCO2濃度計の数値。866PPMと554PPm。

事務所に設置してあるCO2濃度計がどうもおかしい・・・。
ある大学機関から住宅内を測定する為におかりしている高価なCO2濃度計の数値と大巾に違う。

これでは正確な数値はわからない。手持ちのGC-02は校正ができるので校正を行う事にした。

ところで校正といえば・・・

建築士を業としている人は、3年に一度必ず受けなければならない「建築士の定期講習」に行ってきたが、この講習最後に「試験」がある。この試験に合格しなければ再び受かるまでこの講習を受けなければならない。

この法律は今から12年くらいまえにできた。例の姉歯事件がきっかけである。
私が建築士としてこの講習と試験を何回受けなければならないかを考えると頭が痛い。試験は何時になっても嫌なものであるが、法を逸脱した建築士の状況は講習前と講習後で変っていなのではないかと思うが、そうようなデータを国交省はだしてほしい。もし変っていないのであればこの講習をそろそろなくす改案をしてもらいたい。他の占有職業でこれほど試験があるのは建築士だけではないだろうか?弁護士、医士、経理士、会計士などで試験のある講習の義務は無いはずなのに不正は同じようにあるのではないか。たしか教職は定期講習と試験はあったが、建築士とおかれた立場がちがうと感じるし、考えようによれば教職にも必要がないかもと思う。そもそも最近の障害者の一定雇用で、政府機関はおろか裁判所も法を犯す行為をしていたと報道されている。そんな中で建築士だけに特別な倫理を求める講習は・・・必要あるのか?

そもそもこの定期講習が建築士の「校正」としても、機械と違って人は嘘をつく(解答は自分の信念でなくともよい)ので試験まで必要?

・・・

さてCo2濃度計であるが手順に従って校正をすると・・・

534ppmと537ppm。ほぼ同じくらい。窓を閉め切った10月の事務所内は、私とスタッフなど計3人の在室時で770ppmまで上がるが労働環境の基準値である1000ppm以下で衛生的なよい環境だと思う。

ほぼ同じ数値を示すことが確認された。

どうも・・・何かの拍子に高度(海抜)補正を触ったらしく、標高1000mの高山の設定になっておりそのためこれほど大きく数値が違うことになった。

機器は時折機器同士を比較して校正が必要かどうか判断するか、定期的に校正する必要がある。

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