COVID-19のため昨年から建物内での換気について興味を持たれた方も多いだろう。現況下において換気設備のない住宅では、積極的に窓を開けて通風・換気を行うことを推奨されている。目安として厚労省では一般的な住宅換気として30m3/(時・人)以上で換気状態が悪くないとされているが、一方シックハウス法では一般的に0.5回/h以上の換気回数が必要である。また過去には様々な研究がされおり、例えば換気と住宅の気密には深い関連があことも周知の事実であるが、複雑でわかりにくく設計関係者は大変苦労されていると思う。そんな中わかりやすい動画を見つけたので是非ご覧頂ければと思う。
日本でいち早く換気を住宅に普及させた北海道。その中心的ラボと言えばこの北海道道立総合研究機構(北総研)である。そのWeb講習会用の気密と換気の動画がわかりやすいのでそれをご覧頂きたい。クリックすると建物の隙間と漏気換気(隙間換気)が解説されている。ただし地域柄冬期のことが中心となる。
如何だろうか。温度差、風下風上の条件下での建物の隙間と換気だけでこれだけ難しいのに、ここにCOVID-19感染防止の換気なんて追加で実行できるのか・・・と思う。