金塚の家 完成1 
流行を追わない無難な外観

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三角の屋根、窓の庇、がっしりした玄関・・・ともう13年ほど変わらない仕様で無難な家※を目指している「緑の家」。※無難とは難が無いこと。

見学会の付近の家に先にさくこの八重桜。このあたりにしか見ることの出来ない種なのか同じ木に色の違う花が付く。あまりの綺麗さに車を止めて少し見入って写真をとる。通常八重桜は葉が出ていることが多く、それがやはりソメイヨシノに見劣りすることになるが、この八重は葉が出ていない。しかも色が2色。

このご近所さんで同じ桜を何度も見ることからこの地域の特殊性なのか。

少しあおり補正でデフォルメされているが、実際見ると印象はこんな感じ。

「緑の家」の特殊性はこの庇のあるコーナーサッシだろう。下から見上げると切れ味のある鋭さがあるが、ひいてみると穏やかな木の外壁と相まって調和がとれていると思う。

この窓は室内からの景観を最優先で決めたので北東面にある。

内部のキッチンはこの窓の特等席となっている。庇があるから簾を下げたときにその簾を雨からしっかり守ってくれる。すると簾の変形が最小限度押さえられ見た目から無難にみえる。

外観の最後は建物の裏側にある各設備のヒートポンプ機器に設けられた屋根。この屋根があるから厳寒期に暖房しても効率が落ちにくいのである。

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コメント

  1. 長谷川 より:

    「無難とは難がないこと」非常にタメになる言葉ですね。勉強になります。
    最近ではSNSなどで、エコキュートの貯湯タンクを屋内に設置するというのをよく目にします。屋外設置と比較して電気代が50%削減できるというような記事もありました。しかし、どこも計算方法の記載がなく、どのように算出しているのかが分かりません。
    素人目線ですが、冬は屋内の方が保温されますが、貯湯タンク内の水温は90℃にもなるとのことで、冬以外は室温を上げてしまうのではないかと思います。当然、屋内設置するのであれば、設置スペースを確保したり、漏水の恐れもあることからそれなりのデメリットもあると思います。
    もし、屋内設置と屋外設置で、イニシャル及びランニングコストを検証している記事やサイト、知見があれば教えていただけないでしょうか?
    また、浅間様が考える貯湯タンクの設置場所の「無難」について、考えを聞かせていただけないでしょうか?

    • Asama より:

      >もし、屋内設置と屋外設置で、イニシャル及びランニングコストを検証している記事やサイト、知見があれば教えていただけないでしょうか?

      申し訳ありません。そのようなサイト、記事、エビデンスは心当たりがありません。ですが簡単に計算出来ると思いますし、24時間空調の現在では単純に冷房負荷と暖房負荷を比較でき、圧倒的に暖房期間に必要とするエネルギーが大きいので、屋内設置がエネルギーロスの観点から有利でしょう。

      >浅間様が考える貯湯タンクの設置場所の「無難」について、・・・

      その家の地域の気候によりますが、設置場所が確保でき且つ排水処理に問題が無い場合は、設備全般にいえますが屋内設置が無難です。海が近い場合は迷わず半屋内か屋内です。これはエコキュートだけで無くガスのエコジョーズ、石油のエコフィールも同様にFF式を選びます。
      現在リフォーム中の当事務所の建物2階に計画したエコキュートは屋内設置にしております。建物に設置できるスペースが確保でき、そこが防水性も担保している場合は屋内設置が無難になります。現在坪100万はする超高断熱住宅では、その設置場所をつくるため50万を初期投資しますが、昨今の電気代では20~35年でペイするのでその点からでもよいと思います。但し取り替え時の再運搬経路などハードルが高いことは間違いありません。

      >貯湯タンク内の水温は90℃にもなるとのことで、冬以外は室温を上げてしまうのではないかと思います。

      そのとおりですが、夏は沸き上げ温度が低くなり且つ潜熱がないので、エアコンは除湿を使わず冷房運転でよい時間が増えるので悪い点ばかりではありません。しかも冷房日より圧倒的に暖房日が長いことも考えると許容できると思います。