otmo vie cent リノベ その2 煙突

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煙突を取付けた。天井を壊し吹き抜けになるまえに、小屋裏の足場を使って煙突だけは施工するつもりだった。

otomo vie centは平屋であるが軒高は2階建て並みにある。しかも軒の出(けらばの出)は1mもあるので壁から出す煙突には少し工夫が必要。しかし築130年の古家であるotomo vie cent・・・古い家ほど屋根から煙突を出すことは避けたいので、なんとか壁出しを探り、写真のとおり東面から貫通させる事にした。

古い家屋はできる限り現状維持が無難。屋根瓦の下は杉皮+バラ板葺きで近年お目にかかることはない。煙突トップは軽い感じのデザインとなる。

水平に1mを確実に支えるには、やはり下屋に設置台を作る事が最も合理的である。そこで雨がかりのないところでアイアンウッドを使い設置台をつくり重量はそこと破風板に強靱な金物で固定を行い強度を確保した。

「て・こあ」の煙突トップと違い主張しないあっさりとしたこのトップも意外と似合う。

「て・こあ」の煙突は2本。薪ストーブ・かまど用と石綿煙突の薪風呂用。ストーブ用の煙突トップは大きいことがわかる。

このいずれもが私自身の手で設置工事している。otomo vie centの煙突は横引きが4.5mにもなり縦横の比は1:1.25だから、一般的には不可能な計画。しかし「て・こあ」で学んだことに従えば、引きを2重断熱煙突にすることで問題ないと思っている。そもそも横引き4mを断熱2重煙突にする事例は聞いたことがなく、ほとんどが無理なシングル煙突での不具合である。さて火入れはまだまだ先だがその結果をこのブログで報告したいと思っている。

建物全景をみると煙突が目立たないのでそれはそれで良い感じである。otomo vie centの屋根は古い焼き瓦なので太陽光発電ものせることはしない。このままの屋根でリノベーションを進めるつもりである。

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