節電要求って・・・過剰換気はどこへ。

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ここ数日間の報道で、「電力が逼迫しているので節電をお願いしたい」と政府が国民(家庭)に向けてアナウンスしている。私は・・・

以前のこちらのブログを書く時に調べたデータでは、家庭で使う電力消費量は国全体で使う消費の1/5~1/6程度と少ないことが明らか。なのにわざわざ国民に呼びかけるようにする意図はなんだろうと思う。先ずは安価に電気を大量に使用している企業や工場に呼びかけ、それでも駄目ならようやく国民だろうと素直に感じる。その方が明らかに圧倒的に効果的だろう。ただでさえ高齢者が多く、気温もあがる都内で夏の節電といえばエアコンによる冷房を止めたり控えたりするしかないが、そのくらいぽっちでどうなるというのだろう。

この電力逼迫の原因は、一義的に電力会社と政府にある。3.11の直後に電力が足りなくなったことは理解出来る。しかしあれから11年何をしていたのだろう。そもそも電力会社さんは電力を足りなくならないように常に計画する義務があるはず。政府国民は太陽光発電に年間2.4兆円をつかっているのに、なぜ夏の生活の基本である冷房を躊躇するような国の施策なのだろうか?ウクライナ問題で原油が・・・なんて理由はあり得ない。なぜ政府は歴史的背景もよくわからない争い事に関与したのか。どちらかの肩をもたなければ、他のほうから敵国扱いされることは子供でもわかる。

うがった見方でなくともあの原発を再稼働できない東電さんの管轄で問題が起き、それを融通している東北電力さんに影響がでていると思わざるを得ない。

太陽光発電を載せている家は、一番暑い時にエアコンをがんがんつけても自家発電なのでOK・・・だから太陽光発電を載せなさいと言っているように聞こえるが、何回も言うが、その太陽光発電のために2.4兆円も税金(電気代)を年間拠出しているのである。また昨年から言われ続けた「換気を多くしよう」とのかけ声は今どこに消えたのだろう。換気を多くすればエアコンの稼働率は高くなり、消費電力が急激に上がる。しかしそれはこの時期無視される。つまりCOVIDー19より熱中症、停電のほうが怖いのである。ほんとに理念無きご都合主義である。

もっとも問題なのは、大手マスコミがそれを批判しないこと。中には賛同し、脱炭素のためには止む得ないというもっともらしいことを言っていること。科学の発展は人を豊かにするためであって、困らせたり我慢をしいることをお願いされたすることではない。この構図はまるでCOVIDー19で飲食店に時短営業をお願いしている時とそっくりでそのような呼びかけは・・・気持ち悪い。

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コメント

  1. ミヤケ より:

    日本のエネルギー政策でこの11年間、何があったかは三橋貴明のブログ「菅直人の罪 安倍晋三の罪」に書いてあります。全ては政府の愚策によるものです。

    • Asama より:

      ミヤケ様
       
      一般家庭への節電要求に対し反感が大きかったことと少し気温が下がったので、節電要求は声が小さくなってしまいましたが、根本的には解決になっておりません。無関心にならず愚策なら、それを少しでも根本的改善ができるような行動を心がけるようにしております。