「緑の家」のほとんどの家で「長期優良住宅」等の国からの評価をもらうが、その際かかるのが審査手数料。この4月からの急激に上がった審査機関もあり予想通りとはいえ驚く。
「緑の家」は県外で設計する家も多く、その時は県内で審査して頂いている機関では確認申請は無論、長期優良住宅においても審査ができないので、全国的に支店がある大手審査機関を使っている。それでも基本的に審査機関は自由に選べ、その機関ごとに料金ちがう。今回長期優良住宅の審査で提出した機関さんからの請求書が上の書類である。今年度から値上がりがあって以前の1.5倍となる。さらに構造審査の義務化される来年からはプラス2万で、実質昨年に比べ2倍近い値上がりとなる予定。
これは県内の審査機関でも同様の動きになるであろう。特に来年度からの4号建築の確認申請は、現在の長期優良住宅をの審査とそのかかる手間は変わりないため、現在確認申請料金の2.5~4倍になることが予想される。その根拠はしたのとおり。
3年前までは100m2以内の4号建築(木造2階建て程度)は1万であったが、昨年から1.4万にそして来年から多分下の2号建築より高い4.5万~5万くらいになると予想している。来年から始まる構造審査と省エネ適合チェックおよび採光などを審査する手間と現在の長期優良住宅の審査の手間はほとんど変わりない。となると構造計算を行って確認申請を取得する審査料金は現在の長期優良住宅の審査料金とほぼ同じくなる。
しかし・・・25年から始まる確認申請の構造チェックは構造計算でなく壁面量の計算が主となり、構造図の添付まで必要ないという「構造のチェック」とは言えない内容となる情報があり、それなら省エネ審査が主となる仕事量なので、多分現在の2号建築並みの料金になるといえる(それでも現在の2.5倍)。
建て主さんにとって審査料が高くても(2万くらい)正規の構造計算をした家の審査をしてもらうほうが良いのか、構造計算ではなく構造図もない壁面量計算と簡単な図面での審査の代わりに安価な価格(2万の差)が良いのか・・・。さてどっちをご希望されるのでしょうか・・・。