雨の名古屋市 配筋検査

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止むと思っていたが雨は降り続けた。雨合羽を着て現地で検査。

月曜の定休日だったが、現場優先ということで今日は名古屋市千種の家での配筋検査に伺ってきた。

「緑の家」のAグレードのため、ダブル配筋のスラブ。そしてスラブ下からの鉄筋被り厚は70㎜と建築学会推奨となる(通常は60㎜で大きいほど耐久性がある)。

晴れ男として自負しているがこれは返上かもと思える雨。配筋検査は現場にまだ屋根が全くない中で行われる検査であるため、できる限り雨の日は避けるようにしているが、10日ほど前に決まっているのでや無得ない。避ける理由はやはり安全性だろう。遠方の工事監理の場合は、新幹線か飛行機による移動となるが、雨の日はまさか新幹線の中で長靴(おおむね現場は泥だらけ)で過ごすわけにはいかないし、長靴をもって移動するには大変。よって長靴ではなく、簡易な現場靴を用意して鉄筋の上を歩く。当然長靴のほうが滑りにくい場合が多いので簡易靴の安全性は低い。しかも雨の日は図面が濡れて最終的には破れて見えずらいこともある。そのためできるだけ配筋検査は雨降り以外を狙うのである。

さて本建物はAグレードのためフック付きの配筋となる。フックの曲げ径によっては立ち上がり幅180でも納まらないので斜めにむける。

3つの区画になる名古屋千種の家の基礎。単純で明快。

県外でスラブと立ち上がりの一発打ち込みの基礎を見積依頼した時点では「できない、そんなことしたことがない」といわれお断りされることが多いが、実際に施工が始まるといとも簡単に「大丈夫」と言われる。この差にはいつも驚かされるが、いつものことなのでもう慣れてしまった。こちらの施工会社さんでは特に見積時で問題がなかったが、極小隣地寸法で控えがないことによるパンクを心配されていたが、今日伺ってみると問題ないとのことで、鉄筋もサクサクすすんだ。極小隣地寸法なので屋外配管が先行されないと重機が入らず手掘りの作業となるのですでに配管埋設は終了。

新潟県ではほとんどない合流排水であるが、途中まで雨水と汚水を分離している。

さて今週は工事監理が重なっており、週末は熊本に飛んで地鎮祭と打ちあわせを行い、その後再び名古屋で基礎の打ち込み立ち合いで宿泊予定である。その間に予算書をつくり、そして来月は金沢市で来月完成する最終チェックになる。

スリーブ周りはやはり被り厚が不足していることがある。大きなことではないが、やはり気にする。

さて肝心の配筋は特に問題なく終了。唯一が図面通りでなかったのがスリーブ関連でその修正をお願いして終えた。

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