
昨日は仕事初めだったが、朝8時15分から夜の19時10分まで約11時間通しての打ち合わせが事務所内で行われた。

この打ち合わせをオーブルデザインでは耐久打ち合わせと呼ぶが、「緑の家」の仕様打ち合わせ第一回目は8時間以上を連続して行うことが多い。
昨日は20坪程の空間に6人が11時間こもりっぱなしであった。そのため通常時の換気扇の風量ダイヤル1.5がその3倍の4.5にアップして設定する。

平時のダイヤルは1.5。 
6人時は4.5。
換気風量も平時の3倍の170~180m3/hくらいになるので、下のCo2量が示すとおり白熱?した議論や打ち合わせを行っても1000ppmを超えることはない。但しお昼ご飯時にわずかに1000ppmを超えているがこれは6人の活動量が同時に増えたからであろう。
昨日の事務所内の窓際に置いた温湿度Co2計のデータを下におく。

毎日でも次のように運用しているのだが、昨日も新潟県の天候は雪で気温は0度から4度のなかで、朝8時以降の日中の暖房機は全てOFFにしている。暖房時間は深夜0時30分から朝8時までの7.5時間を床下暖房エアコン一台(10帖用)で行っており、雪が降る中でも暖房機が16.5時間全てOFFとなり日中25度以上をキープする。これは事務所の内部発熱があるからで、通常はパソコンが2.5台(NAS0.5台分)とモニター5台がフル稼働で約550w/h、人が100w/(h・人)で照明が70W/h、トイレ及び待機電力等30W/hあるので合計850w/hの発熱があるからだろう。太陽光が全く入らない新潟の曇天環境でも、超高断熱建築なら事務所程度の内部発熱で日中無暖房は可能。この実績からの単純計算では旧Q値で0.6W/m2K(床面積で一時間あたりの熱損失量で外皮あたりのU値とは異なり換気損失も込み)となる。
当然昨日の耐久打ち合わせ時でも暖房機は全てOFFにしている状態で10時間ほど室温25度以上でRH(相対湿度)43%も維持する。また18時になり暑すぎて玄関の戸を1時間ほど開けて外気を直接入れ空気を入れ換えている。これは上のグラフを見ればわかるが、窓を開けるとRH(相対湿度)が急に落ちることでデータにも顕著に表れてくる。窓開け(玄関戸開け)でも室温が急に下がらないのは温湿度計が床から700mmの高さにあり、外気導入の冷気は床付近に停滞しかつ蓄熱されている部分から熱が供給されるため室温は急激に変化しない。
この状態で約11時間過ごして体験して頂いた建て主さんからも「不思議な空間」との声が上がるが、暑すぎて少々体調を崩されたため窓を開ける事になったことは大変申し訳ない・・・。
さて今月で新事務所に移転して1年経過するが、昨年事務所車の「風」のカーポートを撤去して野ざらしにしたため、積もった雪で車体の塗装の一部が剥離してしまい修理費がかかったので、新たにカーポートを設置している最中。

ご覧のとおり事務所の外観は完全な黒一色のため、カーポートも黒一択となっている。しかも屋根と柱の色が黒、白やシルバーのどの色を選んでも、屋根裏面の色は通常全て同じアイボリグレーに対し、裏面も黒となるものを選択しているので全体が統一感がでて美しい。

しかも折板屋根(ガルバニューム)であるため裏表の色が黒で同色一致すると工業美を感じる。この為通常取り付く幕板(破風や鼻隠し)を取りやめ雨どいも特注して黒の機能美がそのまま表れるようにしたいと計画変更した。作業している方から「本当に?これで御終いでいいのか?」という驚きの返事をされたが、私のポリシーで「いつも見ている又は行っている方法がが良いとは限らない。疑って考えてみろ」があるので、普段ではあり得ないこのままの形で完成させる予定。これは今後の鉄骨造の「緑の家」にもつながることで、後日紹介したい。

